5巻以内で完結漫画 !!
安田弘之さん
【寿司ガール全3巻完結】
のあらすじ・漫画紹介/感想です📖
はじめに
安田弘之先生は、江角マキコさん主演でドラマ化された『ショムニ』や有村架純さん主演で映画化された『ちひろさん』などの作者さんです。
この寿司ガールは
少しだけ人生に疲れた人々の前に、お寿司のネタを乗っけた小さな寿司ガールがそっと現れ、時には励まし、一緒に過し、笑ったり、何もしなかったり…。
様々な事情を持つ悩める人々と小さな寿司ガール達の物語🍣
今を生きる全ての人達を応援する〝人間賛歌〟です!
気になるジャンルは?
- 人間ドラマ
- 心に沁みる、泣ける
- 励まし・応援
- (お寿司)擬人化
- オムニバス作品
などなどです📖🙋
登場人物・寿司ガール
なつみさん
もう1つの名前がエルザさん
1話目に出てくるお姉さん。
おちゃめであけっぴろげな性格。
看護師さんになりたかったけど、色々な理由でなれなかった。
駄目な男をつい選んでしまう。
コハダさん🍣
なつみさんが回転寿司にきたとき、カピカピだった所助けられた(レーンからとって貰えた)
以降、なつみさんと一緒に生活をするようになる。
なつみさんが辛いときだってどんな時もいつも一緒。
光代さん
両親共に教師。
そして光代さんも教師。
自分でもよくないとわかっていても、ついつい相手にきつく言ってしまう。
ペットも男も誰とも一緒にいたことない。
イカちゃんと出会って少しずつ変化が…。
イカちゃん🍣
回転寿司で光代さんと出会う。
見た目女子高生でかわいい。
喜哀楽で生きている😊
光代さんにきつく言われても、何か自分が変われる事がないか考えてます。
チハヤさん
それなりに楽しい青春を過ごし、それなりのおとなになった。
かんぴょう巻の行動がツボな笑い上戸。
かんぴょう巻きと共に楽しく退屈しない人生を歩みます。
かんぴょう巻き🍣
おばあちゃんの仏壇にお供えしてあったかんぴょう巻きをチハヤさんが食べたことで、見えるようになった。
何か考えているのか、いないのか…✨
人間なんてお構いなしに存在している。
向さん家の女の子
たまに大将の寿司屋に一貫分のお金を握りしめてやって来る女の子。
どこの子でどんな事情なのか大将も知らない。
声をかけてくる大人達に気持ちよいほど無愛想。
白身魚と光りものがすき。
大将のお寿司への心も一緒に味わってる。
寿司ガールあらすじ
この漫画は様々な事情や悩み、生きるのに息苦しさを感じている女性達がひょんなことで、頭に寿司ネタを乗せた小さな寿司ガール達と出会い、少しだけ人生が変わった物語…。
お話はほとんど2話完結のオムニバス漫画で、2話毎に新しい寿司ガールと悩める人達が登場します。
『私昨晩あなたに助けていただいた〝コハダ〟でございます━━』
回転寿司で酔っ払っていたなつみさんがうっかりとった〝カピカピのコハダ〟それが2人の出会いです。
気付けば一緒に過ごして1年が経ち、コハダちゃんはなつみさんにはエルザというもう一つの名前があることやお茶目であぴっろげな性格であること、看護師にはなれなかったけど別の形で沢山の人を癒しているらしいことなどを知りました。
良いこともあれば、辛いこともある…。
わかっちゃいるけど
どうして色々うまくいかないんだろうね?
寿司ガールの見た目や性格も様々で、出会う女性と似てることもあれば、全然真逆で似てないこともあります。
かわいい女の子だったり、凄い美人さんだったり、学生だったり…。
最初はびっくりしながらも、よき話し相手の寿司ガール達。
気づけば寂しさもなく、少しだけ穏やかに過ごせるようになっていることも…。
けして他の人には見えないけれど、たしかにそこにいる不思議な寿司ガール達は、心をそっと開いて見守ってくれるのでした。
おわりに
安田弘之さんの漫画が大好きで、最初どんなお話か知らずに、電子書籍でためし読みした時の衝撃😌
まさかまさかの寿司(ネタ)ガール🍣
回転寿司のお皿にちょこんと座る彼女達…
えええ?寿司の妖精?!
と思いながらもとりあえず読み進める事にしました。
よくみたら表紙がっつり寿司ネタ頭に乗っけてます😲
きっと世の中様々な擬人化で溢れてると思うのですが、寿司ネタはあまり無いのではないでしょうか?
安田先生いわく、先に寿司ネタを決める事はほとんどなくストーリーが決まってから寿司ガールのネタが決まったそうで、一読後もう一度読み直すと、こんな所がウニっぽかったのかな?とまた違う視点でも楽しめて二度も三度も美味しい漫画です📖🍣
この作品は、タイトルだけでは想像もつかない位素敵な出会いのお話ばかりで、2話毎のストーリーに1人とひとねたの人生が詰まりに詰まっています。
彼女達に【寿司ガールとは?】と聞いたら皆一生語れるんじゃないかって位、大切な人生のターニングポイントであり、パートナーであり、自分を知るきっかけになったなくてはならない存在なんだろうな…。私の下にも来てくれないだろうか、寿司ガールちゃん😢
ストーリーが最高なのは勿論なのですが、この漫画の凄さは、イラストだけでなく台詞やナレーション全て安田先生の手描きのところです📖✎
コマによって手書きの台詞はよく見かけますが、全て手書きはなかなか無く、それだけでもかなり貴重で素晴らしいといえる作品だと思います。
手書きの台詞だからこそ、悩める登場人物達の葛藤する気持ちや、寿司ガールちゃんと出会ってからの心の変化などをより感じる事ができました。
最初読んだ時、等身大の不器用さ溢れる登場人物達に自分を重ね、あっという間に全巻読みきってしまいました。
どの巻も大好きなのですが、中でも最終巻である3巻が私は1番大好きです🍣
まだ読んだ事がない方は、是非全3巻最後までお楽しみくださいね🙇✨