この記事は
5巻以内で完結する漫画
さくらももこさん
ほのぼの劇場
全2巻
の漫画紹介/感想です。
はじめに
約四年ぶりに昨年の10月【ちびまる子ちゃん18巻】が発売されました。
さくらももこさん原作・脚本のお話をさくらプロダクションの小萩ぼたんさんが作画の担当をされています。
また、18巻からは表紙のデザインも新しくなりました。
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp
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ほのぼの劇場のお話
この漫画は、ちびまる子ちゃんの単行本に同時収録されている傑作エッセイ漫画を集めた短編集です。
ちびまる子ちゃんの中でちょっと暖かくて、懐かしいお話も一緒に収録されています。
ちびまる子ちゃんを読んだことのある方でしたら、きっと「この話読んだことある!!」となること間違いなしですよ!
教えてやるんだありがたく思え!
【ちびまる子ちゃん第1巻】にも収録されているエッセイ漫画の中で一番目に載っているお話です。
「数おおくいる教師ー
それはまるでスキヤキの中をのぞいたように
いろんなタイプがございます」
というももこ節炸裂の幕開きから始まるこのお話は、ももこさんが出会ってきた、ちょっと変わり者だったりかわいかったり、人気者だったり、やたら話の長い先生だったり様々です。
登場する先生たちは、会ったこともない先生たちのはずなのに
「あーー私の学校にもこんな先生いたいた!!」と学生時代が懐かしく思い出されるかもしれません😊
うちはびんぼう
こちらも【ちびまる子ちゃん第1巻】に収録されています。
『貧乏ヒマなし
といいますが
うちの家族は
びんぼうなくせに
まるっきりまぬけでございます』
というナレーションで始まるこのお話は
ももこさんの実家のお話で、おそらく昭和の終わり頃じゃないかな?
ケチったとはいえリモコンではなくダイアルでチャンネルを変えるテレビ
(こたつからでたくなくて、布団たたきで変えてます(笑))
なんでも[クスリ]になるというのが口ぐせのおばあちゃん
空き缶や、空箱、ビンの蓋などわけのわからないものが沢山しまってある戸棚に、ぼっとん便所。
極めつけはこたつの中におならを溜めるおじいちゃん!
どのエピソードも外れなしのこの【うちはびんぼう】はパートⅡにつづくのでありました。
他にも
学生の頃よい子だったももこさんが初めてディスコへ行った
【たかがディスコに行くだけで】や、
お父さんとお母さんが出会った頃のお話【口笛がきこえる】
ちびまる子ちゃんのエピソードから
大好きな大石先生とのお別れ
【放課後の学級会】などなど、
優しい笑顔になれるお話ばかりです。
さいごに
小さいころからちびまる子ちゃんが大好きで、当時は全巻揃えれなくて単行本を何冊か持っていました。
今でも一番印象に残っていて、好きな巻はその頃から変わらずやっぱりちびまる子ちゃんの1巻です📖🙋
ちびまる子ちゃん初期の単行本には大体後ろの方にエッセイ漫画が何話か載っています。
読むと毎回ジーンとしてしまう淡い恋のお話や、オチが逸品のももこさんが上京する【ひとりになった日】などはあの頃小さかった私より、今の私の方がもっともっと大好きです。
そんなエッセイ漫画を集めた【ほのぼの劇場】は何度読んでもクスッと笑ったり、ジーンとしたり、懐かしい気持ちになれるはじめての方にも、久しぶりの方にもおすすめの漫画です📖😌
ももこさんのひとつひとつの言葉選びは本当に素晴らしくて、もはや語彙力の神様だと思います✨