渡邊 ダイスケさん
【外道の歌(全15巻完結)】
あらすじまとめ・漫画紹介・感想です🙋📖
はじめに
善悪の屑(全5巻完結)から物語を引き続き描いた作品です。
菜々子ちゃん〝練馬区殺人鬼事件〟の犯人とのその後、そしてカモさんトラちゃんの行く末を知ることができます。
現在連載中のスピンオフ、『朝食会』『近野智夏の腐じょうな日常』の登場人物たちも沢山登場しますよ!📖
『外道の歌』(善悪の屑)と『朝食会』は時期が被っており、物語の中で起きている事件や復讐依頼でのカモトラ目線↔朝食会目線、それぞれの視点を読む事ができて面白いです😌
またDММTVにて、今冬📺️窪塚洋介さん・亀梨和也さんW主演でドラマ放送が決定しました!
お二人のカモさんトラちゃんも楽しみですね🙋✨
外道の歌関連記事
カモさん・トラちゃんの紹介から、ここまでのあらすじまとめはこちらです📖↓
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp
話題のスピンオフ!近野智夏の腐じょうな日常の記事はこちらです📖↓
気になるジャンルは?
- 復讐・怨み
- ややグロ・残酷・バイオレンス(暴行や暴力)
- 事件・犯罪・犯罪者
- 完結漫画
- 闇社会・社会道徳
- 被害者・遺族
- 殺人鬼・快楽殺人
などなどです📖
朝食会
犯罪の被害者もしくは遺族の救済を目的とした〝復讐支援団体〟。全国に支部があり、依頼が入ると復讐対象者だけでなく、依頼者や周りの環境をしっかりと調べてから復讐を実行する。
殺し屋ではなく『復讐支援団体』のため、依頼者が嘘をついていたり問題があった場合は復讐を断る。
ほとんどの会員はそれぞれ得意分野に長けており(武術や尾行、変装など)、チームで動くことが多い。
〝入会の条件は被害者または遺族であること〟を含む
外道の歌あらすじ
菜々子ちゃんの罠にかかった〝練馬区殺人鬼〟を取り逃がしてしまった、カモさんトラちゃん。
━━━━ここは朝食会事務所
1人の車椅子の男が〝ある男達に一方的に暴行〟をうけ、目と耳と口、そして身体が不自由になってしまったと復讐の依頼にやってきました。
犯人の特徴を聞き、カモとトラであると気付いた朝食会の二人はカモを拉致します。
『人を呪わば穴二つ』
〝散々他人に復讐しておいて、いざ自分の番が来た時に足掻こうなんて虫がイイとは思わないか?〟
トラはカモを助けようとしますが朝食会の男に妨害され、やり合い同時に倒れます。
カモとトラの信念を見て聞いた朝食会の女は
「理不尽な逆恨みによる復讐依頼はお引き受けできません」
と依頼人に電話をし、その場を去りました。
とある幸せに暮らしていた家族の生活は〝悪魔のように狂った一族〟によって地獄の日々へと変わり、破滅に向かおうとしています。
一方的な暴力と洗脳と支配で、家族内で殺し合いをさせ金をむしりとる『榊󠄀一族』。
カモとトラは以前洗脳されていた別の被害者から依頼を受け、主犯格の母親・榊󠄀ヨシ江を殺害しました。
失踪した母・ヨシ江と連絡がつかなくなり半年…。
母親がどうなったのか知らない一族は、本格的にヨシ江を探し始めます。
榊󠄀一族は母親が失踪当時洗脳していた家族を脅し、隣に住んでいる女の子から〝二人組の男〟を紹介して貰ったと聞き、女の子に近づきますが上手くいきません。
そこで女の子の〝親〟にターゲットを替え、ジワジワと家庭に入り込んでいくのでした━━。
おわりに
愛する妻と娘を惨殺され、幸せだった日常から人生を狂わされたカモさん。〝誰もやろうとしない、他の誰にもできない事〟だから被害者・遺族の無念を背負い復讐稼業を始めました。
外道の歌の復讐屋では、被害者視点や犯罪者視点など様々なケースが描かれています。
〝復讐相手を殺せば済む〟では無く、被害者や遺族がどうしたら一歩を踏み出せるのか、無念と共に生きていけるのか…カモさんとトラちゃんは寄り添い、時には遺族の意向を尊重していました。
そんな2人と同じようで少し違う『朝食会』の2人…。
どちらもそれぞれの信念を持ち、認める所は認めています。
被害者・遺族の無念を晴らし、今後被害に遭う人を無くす…必要悪…。
外道の歌では、運命を分けた『〝許し〟恨み合いの輪から抜けたトラちゃん』と『〝許さず〟恨み合いの輪の中にとどまったカモさん』、それぞれの選んだ未来を読む事ができます。
カモさんに新しくできた大切な家族トラちゃんへの愛は、トラちゃんが望んだ答えと真逆…。
漫画の登場人物なので、実際に存在するわけでは無いのはわかっているのですが、世の中カモさんのように大切な家族が犯罪に巻き込まれて、理不尽に亡くなってしまったご遺族がいると思うと〝軽々しくカモさんの気持ちがわかる〟と言えませんでした。
カモさんに人の在り方を教えて貰えた気がしかます。
おまけ
外道の歌では、時折渡邊先生の作品・漫画への想いが書かれているシーンが出てきます。
漫画との向き合い方、そして漫画を描くということの大変さ…。
先生が熱誠を込めれるだけ込めてくださったからこそ、こんなにも心が揺さぶられる凄い作品がうまれたのかなと、いつも一気読みしては勝手に余韻に浸っています😌
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨