2023年10月23日発行!
よしながふみさん
【環と周(たまきとあまね)全1巻完結】
あらすじ・漫画紹介・感想です📖
はじめに
【きのう何食べた?】【大奥】【西洋骨董洋菓子店】などなどの作者、よしながふみ先生が描く〝1話完結オムニバス漫画〟です📖
現代・戦後・明治時代に江戸時代とそれぞれの時代に生きた〝環と周〟のさまざまな〝好きの形〟が詰まっています✨
気になるジャンルは?
- 運命・運命の人
- 愛・恋愛・好き
- 家族・友情
- さまざまな時代
- ヒューマンドラマ
- 短編集・オムニバス
環と周あらすじ
【第1話】〜【第5話】・エピローグが掲載されています📖
1人娘朱里が下校途中に同じ学年の女の子とキスをしている所を見てしまった母の環は、色々と心配になり夫の周に相談をしました。
男子なら良かったのか?
中学3年生にもなれば、親無しでの外出や服装も自分が好きな物を着たくなる年頃です。
環の話を聞き、自分なりの意見を伝える周にも実は、朱里と同じ中学3年生の時に男の子を好きだった事がありました。
部活も違う、ただの同級生にした初恋。
卒業の時に彼から貰った漫画は、今でも叶わなかった初恋の大切な思い出と共にしまっています。
彼以降は男性を好きになることはありませんでした。
年頃の大切な娘の成長は嬉しい反面、寂しくもあります。
ちょっとした朱里の反抗から、母娘で本音をぶつけ合ってしまい━━━━━。
おわりに
1話完結のオムニバス作品とは思えない位、どのお話も温かい〝好き〟が描かれていました。
それぞれの時代に添った〝好きの形〟は、現代から見たら悲しいくて切ないことも、その時代での環と周にとっては出会えたことが幸せで、離れていてもお互いを思い支え合う不思議な縁を知ることもできます。
一言で『好き』と言っても、家族・友達・夫婦・叶わない恋の相手・上司…。
愛してるだけでなく、沢山の好きがあるんだなってあらためて知る…というより、思い出しました😌
どのお話も最高すぎて迷うのですが、私は第3話の環さんと周くんのお話が1番大好きです。
もしかしたら、どこがハッピーエンドじゃい!と言われてしまうかもしれませんが、年齢が凄く離れている2人がひょんな事で出会い、夢のように過ごせた3ヶ月はきっと、人生で1番幸せな時間だったんじゃないかなと私は思っています。
ちょっとだけ何食べの巻末に広告が載っていて、よしなが先生16年ぶりの最新作なのと
『何度でもあなたを好きになる。』
というキャチコピーが気になり購入したのですが、第5話のラストで明らかになる環と周の始まりを知った瞬間…。
それまでの感動とか切なさとかの色んな感情が、ぶわぁ〜と溢れでました😭
第3話・第4話と散々泣いたんですけれど、第5話もしっかりと泣きました(笑)
濃いストーリーを詰めた1巻完結というのも おすすめポイントで、私の勝手調べではよしなが先生だけではなく、世の中の1巻完結漫画にハズレ無しです📖
今まで読んできた作品覚えているかぎりでは、全部面白い作品ばかりでした✨
よしなが先生はその中でも沢山の1巻完結漫画を発売されていらっしゃるので、またご紹介できればと思っております。(その前にまずは大好きな西洋骨董洋菓子店かな?)
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨