漫画大好き縁田ちゃん📚[漫画紹介/あらすじ/感想]

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〝巨大化した遊女の願いとは?〟安達智さん【あおのたつき15巻】[あらすじ・漫画紹介・感想]

2024年11月20日書店発売!

安達 智さん

【あおのたつき15巻】

あらすじ・漫画紹介・感想です📖🙋

はじめに

人気絶頂で死を迎えた花魁の濃紫は少女の姿となり、ふと訪れた浮世と冥土のはざまの『鎮守の社』〝わだかまり〟を持つ遊女たちの魂を導いていた楽丸と薄神と出会いました。

 

濃紫は幼名の〝あお〟と名乗ることにし、ひょんな成り行きから楽丸たちと共に社へとやってきた人々の〝わだかまり〟の救済を手伝うことに━━。

あおのたつき関連記事

前巻(14巻)のお話はこちらです📖↓

yoko-enda-manga.hatenadiary.jp

あおのたつき15巻あらすじ

【其丿伍拾玖・手入らずの筆②】〜【其丿陸拾壱・白飯比翼(しろままひよく)②】+番外編が掲載されています📖

 

本日社にやってきたのは、悩みがあるならここに行くようにと〝舐右衛門さん〟に案内された可愛らしい禿のお客様。

 

聞けば、冥土江戸町の見世『大黒屋の花魁・恋山』のことで相談しに来たと話します。

 

恋山は江戸町で評判の花魁ですが、ここ最近その姿を見たお客はおらず見世も閉まっているようです。

 

百聞は一見にしかずと、大黒屋に連れてこられたあおさんと楽丸くん。

見世の中は皆忙しそうにしていて、とても〝休業中〟には見えません。

 

楼主自らご馳走を運び、皆もやつれながら料理を作り限界が近いと案内され目にうつるのは〝からだが巨大化し料理を貪り食う恋山花魁〟の姿でした。

 

建物の一階から二階まで突き抜けるほど大きくなってしまってもなお

 

「次のお膳はまだかいなあ!」

 

と食べ足りない様子の恋山花魁。

 

飢饉の村から逃れるように売られ、辛抱強く辛いことも耐える芯の強い女の子…。

 

楼主が見世を守るために言う悲しく理不尽な事にも耐え、大黒屋を支えるまでになった福の神花魁恋山

 

皆が叶えてあげたい恋山花魁の望みとは━━━━。

 

おわりに

前巻14巻からの続き『手入らずの筆』はとても穏やかなお話でした。

 

その穏やかさから一変!

またまた舐右衛門さんがらみの案件です(笑)

 

見た目はまん丸のおじさん猫でかわいい舐右衛門さんですが、厄介案件持ち込み率No.1!

そして面白いお話間違いなしです🐾

 

そんな期待でわくわくしながら読み始めた白飯比翼編。

舞台は冥土の見世大黒屋、冥土の江戸町にも見世があったんです!

 

今までの遊女さんたちは浮世の方ばかりだったので、江戸町の見世登場は新鮮でとても面白かったです。

 

元々火事で皆亡くなる前は同じ見世で働いていたので、そのまま皆で冥土でも見世をやっている大黒屋。

 

生きていた頃よりも絆は深まって、楽しく暮らす大黒屋の人々…。江戸町に来れて本当に良かったなぁ。

 

そしてそしてきづけば15巻。

ここまで色々ありましたが、なかなか情報が出て来ないあおさんの妹『コウちゃん』。

唯一の手がかりは、母親がどこかの見世に売ってしまった事と、足の治療をきちんとして貰えていなければやや不自由な事位でしょうか。

 

どこにいるのやら…。

コウちゃんのために一生懸命お金を稼いで母親に渡していたのに、母親がつかいこんでコウちゃんを売った…。

 

優しく自分を守ってくれていたお姉ちゃんは居なくなって、自分も売られて、母親は金をよこせと見世にやってくる…。

 

稼ぎがよかったあおさんが居なくなった今、コウちゃんは1人母親の相手をしているのかな😢

 

あおさんとコウちゃんがいつか2人で幸せになれるといいなぁ😭

 

本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨