2025年3月13日 書店 発売!
浅見理都さん
【クジャクのダンス、誰が見た?7巻(完結)】

あらすじ・漫画紹介・感想です🦚
はじめに
実写ドラマ化されたクライムサスペンス『クジャクのダンス誰が見た?』は、元警察官の父親を殺された 主人公の山下小麦ちゃんが〝父親が遺した手紙〟によって事件のジャングルに迷い込みます
真実を追えば追うほど知らなかった自分のこと、大好きな父親のこと、そして世間を震撼させた〝あの大事件〟のこと…。
このまま全てを知るのが怖い。
知ったことを後悔してしまうかもしれない。
────それでも前に進むしかない。
クジャクのダンス誰が見た🦚意味
タイトルにもなっている〝クジャクのダンス誰が見た〝は、〝ヒンドゥー語のことわざ〟〝インド哲学の一節〟の『ジャングルの中でおどるクジャクのダンス、誰が見た?』からきています。
『目撃者がいなくても価値はあると言えるのか』という意味を持ち、この作品のタイトルには『たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪からは逃げることはできない』という思いが込められています。
春生さんから小麦ちゃんへ───
小麦ちゃんから松風弁護士へ繋がる───
クジャクのダンス誰が見た?7巻あらすじ
第26話【守っていたもの】〜最終話【お父さんへ】
まで掲載されています🦚
真実を知るため関係者や、何か知っている可能性がある人たちに会いに行く小麦ちゃんと松風弁護士。
色々な人に会いに行けば会いに行くほど、心の底から知りたかったことなのに〝知ったことを後悔しそう〟になり悩む小麦ちゃん。
さらに追い打ちをかけるように、会いに行った人たちが次々と殺されてしまいます。
誰かが何かを隠そうとしているのか───
はたまたただの偶然か───
『春生さんからの手紙』が大きな手がかりとなり、真実を追うものたちに大きな一歩をもたらします。
春生さんの手紙に書かれていた〝廣島育美〟は、東賀山事件の被害者〝林川康也〟と不倫関係にあったのでは?と言われており、事件当時も取り調べが行われました。
関係を認め、当日のアリバイがしっかりあるために捜査対象から外れたそうです。
廣島さんが林川家と関わりがあることに気づいた小麦ちゃんたちは、現在施設で暮らす廣島さんに会いに行くことに…。
廣島さんは認知症があるとのこでしたが、
『これは歌ちゃんに』
とかわいいぬいぐるみを小麦ちゃんに渡したのでした。
どうして東賀山事件で
林川歌ちゃんだけが助かったのか───
おわりに
タイトルの意図通り全てのことが怪しく見え、伏線がちりばめられ、真実が最後まで分からないストーリーとなっていました。
物語の始まりは〝春生さんの手紙〟だと紹介もし、分かっていたはずなのに〝まだ登場していない人はさすがに関係ないだろう〟という勝手な思い込みで、書かれていた名前全員を気にすることはありませんでした💦
まさか最後の巻で初登場がいるとは…
よかったぁ〜
わからねえわからねえと思っていたけれど、正しい読み方でした🤣
最終巻である7巻を読み終わり、ちりばめられた伏線を探しにまた1巻から読み直したら『おぉ!!これは全然覚えて無かった!!!こんなヒントのシーンがあったんだ!!』という場面が沢山見つかりました(笑)
最後には小麦ちゃんですら怪しく思えてくる浅見先生の表情の描き方と心理描写は、きっと私以外にも沢山の読者を翻弄したはずです👮
犯人を知りたくなくて考察系は見ないようにしていたのですが、完結した今…めっちゃ見たい(笑)
他の読者さんがどんな所に気付きながら推理していたのか知りたいです!
私は『えぇ?!おぉ!』という感じであっという間に最後のページまで読み切りました🦚
本当に全部知る事が小麦ちゃんにとって良かったことなのか…、受け止めるには百年位かかりそうな真実とこれから向き合っていくのはつらすぎる…
ラストどうなってしまうんだ!!
と心配していましたが、春生さんとお母さんの愛いっぱいで育った小麦ちゃんは未来を自分で切り開いて本当によかった😢
もうねぇ、真相が真相だけにハッピーエンドとは言えないけれど明るいラストに脳内拍手喝采👏!!
小麦ちゃんに残りを全て背負わてしまったと天国できっと後悔していた春生さんも、小麦ちゃんの姿を見て安心していることでしょう🦚✨
まだ漫画もドラマも見たことが無い方は、犯人を知らないまま是非漫画を読んでみてください✨
10倍ラストまでワクワクできますよ!!
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨
