2025年9月8日書店発売!
本田真吾さん
【サイコ×パスト─猟奇殺人潜入捜査─11巻】

あらすじ・漫画紹介・感想📖
はじめに
上司・飛高の行動や様子に疑問を抱く五代刑事。
現在、星名家殺人事件の時に潜入した聖良ちゃんと再会し、協力してくれることになりました。
五代家殺人事件と星名家殺人事件の真犯人は『御子柴』という警官ではないか──。
という仮説から、2人は警官を辞めて消息不明の御子柴の行方を捜します。
ようやく見つかった御子柴はめった刺しにされており、その場に何故か居た飛高に、五代はまた過去へと潜入させられてしまったのでした…。
サイコ×パスト11巻あらすじ
飛高に沢山聞きたい事があるのに、過去へと送られてしまった五代刑事。
今回はいつもと違い、ただの被害者ではありません。
潜入した瞬間から警察に追われる〝連続殺人犯・十河千尋〟〝婚活連続不審死事件〟の犯人です。
警察の追跡から逃れた十河を迎えに来たのは
なんと御子柴でした。
星名家殺人事件で〝未来から五代が来た〟と気付いた御子柴は、十河が五代に乗っ取られていることをすぐに見抜きます。
それでも自分を犠牲にして十河を守ろうとする御子柴…。
『幼い孤児を引き取り殺しの術を教えてしまったこと』
『その孤児が『ファントム』と呼ばれとんでもない化物殺人鬼になってしまったこと』
『愛している十河をなんとしても助けたいこと』
そして
〝所属している組織が開発したX(イクス)という薬のデータを取り戻そうとしていること〟
全てを五代に伝え、自ら囮となりファントムから五代を逃がしたのでした────。
おわりに
飛高さんが選んできた事件の繋がりが大分明らかになってきました!
けれどもやっぱり御子柴くんは犯人だったけど、大元では無かったですね💦
ついに出てきたファントムくん…。
めちゃくちゃ怪しい(笑)
気持ち悪いマスクから見える目は飛高さんに似ている気が…
いくら飛高さんの行動や発言に怪しさ満載でも、謎の組織とやらのリーダーが飛高さん、もしくはファントムが飛高さんってのは…無い…と思いたいです(笑)
こんなけ疑ってください臭プンプンの飛高さんなわけないです!きっと!!
今回の御子柴&十河編はこれまで以上に緊張感があるストーリーでした。
御子柴くんの背景や葛藤が一気に明かされ、ただの冷酷な殺人者ではなく
『物心ついた時には〝組織〟で育ち〝家族〟を知らない彼が、十河と出会い〝人の温かさ〟〝愛〟を知った』
描写が印象的でした。
特に、幼い孤児を引き取って殺人鬼にさせるため育てたこと…。
それが結果的に『ファントム』という怪物を生み出してしまったという、ファントム本人にも伝えた懺悔と後悔は、様々な人達と出会い『人の優しさ』を知ることができた、その後の彼の葛藤と切なさを強く感じさせます。
そして、その後悔や罪の意識を抱えながらも『愛する十河を守りたい』という一心で突き進んだ御子柴くんは、真っ直ぐ迷いの無い姿で描かれていました😢
御子柴くんが最後に見せた自己犠牲の行動は、彼なりの愛の形であり、同時に無意識での組織への反発心だったのかもしれません。
また、新たに姿を現したファントムの存在感が圧倒的でした💦💦
マスクの不気味さはもちろんですが、その正体やどれくらいの力量かまだ明かされきっていない分、恐怖と興味が入り混じって読後に強烈な余韻を残しました😨
組織が開発した〝X(イクス)〟という薬も物語の大きな鍵となりそうで、単なる連続事件の繋がりではなく、もっと深い陰謀の匂いが漂ってきています。
今回も重要な情報と、〝ファントムのこと〟を御子柴から託されましたが、それをどう未来に繋げていくのか、ますます目が離せません。
今後『飛高さん=怪しい』という空気をどう裏切ってくれるのかも大きな楽しみです!!
伏線の回収がどんな事件に繋がり、物語を生むのか…
いつも次の巻が待ち遠しいです!
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨
