漫画大好き縁田ちゃん

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結局は〝才能〟より〝血筋〟【国宝 4巻】[あらすじ・漫画紹介・感想]

2025年11月28日書店発売!

原著・吉田修一さん

絵・三国史明さん

【国宝 4巻】

[あらすじ・漫画紹介・感想]

 

  はじめに

俊ぼんが姿を消し、がらりと全てが変わってしまった丹波屋。

 

半次郎は丹波屋のため、芸を次の世代に残していくため〝血筋〟ではなく〝才能〟に賭けました。

 

産まれた時から将来を背負い、好きな事も、やりたいことも全部やらず、〝芸〟に生きてきた愛する息子の事を思えば思うほど…

 

ぽっと出てきた〝他人の子供〟が憎くなっていき、恨んでしまう女将。

 

全ては丹波屋・芸のため。

 

わかっているけれど、我が子を想う母親にはすぐに受け入れられることではありません。

 

そんな矢先…

 

半次郎の重度の緑内障発覚

 

そして喜久雄が

三代目花井半次郎襲名する日がついにやってきます。

 

俊ぼんはどこで暮らし

何をやっているのでしょうか──。

 

 

サムネイル
 

前巻(3巻)のお話はこちらです↓📖

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登場人物紹介・1巻のお話はこちらです↓📖

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  4巻あらすじ

【第二十四話】〜【第三十一話】まで掲載されています。

 

突然の出来事で襲名興行が前代未聞の打ち切りとなり、そのまま入院になってしまった白虎(元・半次郎)。

 

本人には知らされていませんが、診断は余命半年

 

その頃から、女将さんはますます自分を責め〝家族の不幸を浄化〟するため信仰にのめり込んでいきます。

 

壊れていく丹波屋と白虎のお見舞いの日々は辛く、それでも精一杯喜久雄は踏ん張っていましたが、白虎の病状は良くなることはありませんでした。

 

白虎が亡くなり、喜久雄のもとに幼馴染の徳ちゃんが帰ってきました。

 

色々あった喜久雄を元気づけようと徳ちゃんに誘われ、着いた先… 

 

その山奥にあったのは、ボロボロの舞台でした。

 

〝怪猫〟

 

見世物小屋の奥から現れたのは、一瞬で見た者達を惹きつける『化け猫』。

 

演じているのが誰か、すぐにわかった喜久雄。

 

『早よ、

舞台に戻らな』

 

〝血筋〟より〝才能〟

〝才能〟より〝血筋〟

 

遺された者が残したいのは─────。

  おわりに

こんなにも〝人間〟が詰まった世界は、他にあるのでしょうか?
 
登場人物全員の葛藤や、裏表、本当の気持ちが、まどろっこしい説明無しで全部伝わってきました。
 
人間対人間だからこそ、ありのままを見て感じれる作品です。
 
白虎の旦那は人の嫌な所も沢山沢山見て、経験してきたお人ですから、喜久雄や周りの人が言わなくても、自分に残された時間も…女将さんの現状も…喜久雄の心の奥も全部お見通しだったのかもしれません。
 
そして、きっと片時も忘れた事がないはずの俊ぼんのことも、どこかで今まで経験したことの無い苦労をしているはず。
 
けれども、その経験こそがいずれ戻ってくる〝芸の世界〟で、必要になると信じて待っていたことでしょう。
 
巻を追うごとに、喜久雄と俊ぼんの対比がより濃くなってきている気がします。
 
元々、暴力団の坊ちゃんとして世界を見てきた喜久雄は『芸を信じ、人を信じる』ようになり、扇屋の坊ちゃんとして何不自由なく生き、皆に期待されてきた俊ぼんは『芸から離れ、のちに自分が産まれたときから知っている〝血筋の世界〟を見せつける』
 
才能か血筋か。
 
お互い欲しくても手に入らないモノだからこそ、どんな手を使っても相手より上にいこうとする。
 
周りの人が傷付いたとしても…。
 
ある意味…恩を仇で返す俊ぼん…
それでも信じる喜久雄…
 
『どんなことがあっても芸で勝負する』
 
白虎の旦那さんの思いと約束を、1番重んじているのは喜久雄。
 
俊ぼんは、結局また血筋に甘えてしまった…。
 
旦那さんが、喜久雄に賭けたのはそういうところを含めてだったんじゃないかなぁ😢
 
私は国宝の原作と映画を見ていないので、この先が気になって気になって💦
 
次巻の発売が待ち遠しいです📖
 
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨