漫画大好き縁田ちゃん📚[漫画紹介/あらすじ/感想]

📖漫画オタクの漫画紹介ブログです📖

三家本礼さん【ゾンビ屋れい子(全11巻完結)】[あらすじ・漫画紹介/感想〈後編〉]

この記事は

15巻以内で完結する名作ホラー漫画!

 

三家本礼さん

【ゾンビ屋れい子(全11巻完結)】

                          ゾンビ屋れい子 (5) (ぶんか社コミックス ホラーMシリーズ)

のあらすじ・漫画紹介/感想〈後編〉です📖👻

 

  はじめに

サムネイル
 

前半の大きなストーリーである『百合川VSれい子』『リルカ討伐』のお話は

〈前編〉の記事にてご紹介しております↓🙇✨

yoko-enda-manga.hatenadiary.jp

是非お立ち寄り頂けたら嬉しいです📖✨

 

リルカとの死闘で沢山の仲間を失い生き残ったれい子…。

 

『ゾンビ屋』の宿命か?

 

またあらたなトラブルに巻き込まれていくのでした…。

 

  登場人物

 

姫園 れい子

代々家に伝わってきた『ゾンビ屋』稼業で生計を立てている、17歳女子高校生。

ゾンビ召喚術に加え死者をゾンビ化する事ができる。

両親は飛行機事故で他界。

双子の姉リルカがいる。

召喚ゾンビは百合川サキ。

首から下の体は良香のもの。(良香は落雷により死亡)

ゾンビ屋とは…

死者を生き返らせ、死者に真実を語らせ報酬を得る者。

仕事内容…

依頼人の知りたい事を聞き出す、事件の捜査協力などなど

 

姫園 リルカ

れい子の双子の姉。

ゾンビ帝国の女王になるための準備が着々と進んでいたが、それを阻止しようとするれい子達に攻め込まれる。

圧倒的な強さを誇る召喚ゾンビ『聖なる前夜祭(ホーリー・ミトラス)』と共に、れい子を追い詰めたが…。

 

最期は

『罰を受け』敗北。

その後は生存不明。

 

百合川 サキ

連続29人幼女殺しの犯人のお嬢様女子高校生。

警察に捜査協力を頼まれたれい子との戦いによって、凄烈の最期をむかえる。

その後のリルカ討伐戦で、れい子に召喚され忠実なゾンビとなった。

実の妹『みどり』がいる。

 

百合川 みどり

百合川サキの実の妹。サキの二歳下。

ずっとサキに酷い虐めを受けていた。

6歳の時に階段から突き落され、10年間植物状態で病院に入院していた。

  • サキ死亡から約半年後、ある日突然目を覚ました。
  • 身体は10年分成長しているが、心は『6歳』のまま。
  • 両親からは金銭面の援助以外は見捨てられている。
  • 担当女性医師の『秋山先生』が、マスコミから守ったり、日常生活に戻れるように様々なサポートをしている。

 

秋山先生

みどりの担当の女性医師。

娘は17歳の女子高校生『秋山夏美』。夏美は数少ないれい子の友達。

時にはみどりの親のかわりとなり、守っている。

元夫は実力のあるヤクザ組織の幹部『兵藤』。

 

岩田 豪人(ごうじん)

聖黒須学園2-B(セントクロス)〈柔道部所属〉。雨月竹露とは幼なじみ。

 

  • 流動くん、雄貴くんとは友人だった
  • とあることをきっかけにれい子と組むことになる。
  • 喧嘩がめちゃくちゃ強い。
  • ゾンビ召喚術を使えるがほぼ自分で戦う。
  • 得意武器は鉄パイプ。
  • 仲間思いの優しい漢
  • ジャスミンいわく『すっごいヘラクレス』

召喚ゾンビ…オルタナティブ〈もうひとりの~の意。〉樹脂製の皮を被ることで他人になりすますことができる。

ただし現在のレパートリーは豪人のみ。

 

雨月 竹露(うげつちくろ)

聖黒須学園2-B。剣道部所属。

豪人の幼馴染。

幼い頃に自分の間違いに気付いた出来事がありその時に

 

『何もしない善人よりも

何かをする

ギゼンシャになる』

 

と決心してからずっと今も貫いている。

  • 剣道の技『雨月烈風剣ッ!』をファミレスで飛んでる虫に使った際、倒した虫が乗ってしまったケーキ皿を投げてしまいれい子の頭にヒット。後日やり返された。
  • お腹にゾンビ召喚術が使える証の『星(スター)』を持っているが、何のマークかも知らなかった。
  • 能力の事を教えてもらってからも、ゾンビの召喚はできないままだった…
  • 性格は明るく、正義感が強い。困っている人をつい助けてしまうムードメーカー
  • 天然な所もあるが、物事をしっかり考えており仲間や友人のために逃げずに戦う、やさしくて頼りになる女の子。
  • 豪人くんが好き
  • 家が厳しくバイトができないので、時給500円でラファエルのポスター張りを手伝ってる

 

ラファエル・シムシュタイン

聖黒須学園2-B。耽美派芸術追求部所属。

ビジュアル系バンドのボーカル。

おちゃめで自意識過剰のハンサム王子。

ゾンビ召喚術者の証、スターをもっているが普段は手袋で隠している。

 

召喚ゾンビ…死せる生娘(キルド・メイデン)

 

  あらすじ〈後編〉

衝撃の結末を迎えたリルカとの死闘後…

 

『ゾンビ屋』そして『女子高校生のれい子』として、普段の生活に戻ったれい子は、警察の事件捜査の手伝いや、誘拐事件に巻き込まれたり、色々な依頼をうける日々を過ごしていました。

 

百合川サキとの戦いから約半年後のとある病院で、百合川サキの妹『百合川みどり』が10年間の植物状態から目を覚まします。

 

みどりが植物状態なのはサキが階段から突き落したことが原因で、体は大きくなっていても目覚めた時も心は当時の6歳のまま…。一人では生きていけません。

 

両親は金銭面の援助以外はみどりの事を見捨ててしまったため、『マスコミの遮断』『身の安全の確保』『普段の生活のトレーニング』など、担当の秋山医師の熱心なサポートによってみどりは少しずつ笑顔を取り戻していきました。

 

秋山医師の娘夏美とも仲良くなり3人でファミレスに出掛けた時に、事件は起こってしまいます。

 

そのファミレスの店員さんが百合川サキに娘を殺されてしまった遺族で、みどりに襲い掛かってしまいます。

この出来事でみどりがサキの妹であると知った夏美は、緑に酷い言葉を言い帰ってしまったのでした。

 

夏美をお姉ちゃんと呼び仲良くなりたいみどりは、夏美が落としていった生徒手帳を見つけ自分で届ける事に…。

 

ところが家の中に勝手に家を調べて来た事や、家に勝手に入り込んでしまった事、そして『お姉ちゃん』と呼ばれる事が気に入らない夏美に暴力を振るわれます。

 

「おまえなんか…おねえちゃんなんかじゃない」

 

「みどりをたたくおねえちゃんなんて しねばいいんだ」

 

みどりは素手で夏美を引き裂き殺してしまいました。

 

 

翌朝夜勤明けで帰ってきた秋山先生は、無残な姿でベットに置かれた夏美を見てしまい喫茶店で手首を切って病院に運ばれます。

秋山先生は特殊な血液型で、一致するのがみどりしかいません。

 

そこで事件解決、秋山先生の命を救うためれい子が呼ばれます。

自分の友達が殺され、自分もみどりを追うため捜査に協力したれい子。

 

その頃みどりは夏美の父親兵藤が依頼した追手達と戦っていました。

 

みどりはサキに突き落されたときのショックで運動に関わる神経に異常がおきており、圧倒的な身体技で追手を次々倒していきます。

 

ようやくみどりを見つけたれい子に秋山先生の状況を聞き、れい子に連れられ秋山先生を助けるため病院に向かいます。

 

無事に目を覚ました秋山先生は、みどりが怖かったこと、夏美が自分をなじり叩いたことを一通り話終わると

 

「死ね 悪魔~~~~~!!」

 

とみどりのくびを引き裂き、自分も首を切り死んでしまいました。

 

一瞬の事で横で止めることも出来ず、全てを見ていたれい子はジャスミンに

同じ境遇のみどりの事が本当は救いたかった、そしてもし夏美を殺していなくて出会っていたらきっと…と話し涙するのでした。

 

黒須市編 重要人物

 

  • 『零本白栄🧟志呂子兄妹。Dr.零の子供達 リルカの手下。兄は頭脳と技術担当。リルカを手当てした。妹はれい子達と同じクラス。誰の死に対しても興奮する。
  • 『スター・コレクター✡️』変わり種〈フリークス〉。『星の収集者』ゾンビ召喚者から星を盗むことができる。星という戦利品が増え流ほど強くなっていく。奪った星でもゾンビ召喚できる。何体も同時に使える。お得。
  • 『雪女(ゆきな)』政府直属の生物兵器研究班隊長。軍人女。プライドの塊。イカれてるやべぇ奴。関わりたくない。
 
サムネイル

 

黒須市の聖黒須学園に転校してきたれい子。

 

黒須市では不審な男女に拳銃で撃たれ、奇妙な化け物にされてしまう事件が起きています。

実は生きていたリルカがDr.零の子供達である、零本兄妹の兄白栄に『モンスターを生み出す運命の弾丸』を作らせ行っていたことでした。

 

れい子はリルカのどす黒い波長を感じとっており、また同じクラスのゾンビ召喚者岩田豪人から、リルカがまだ生きていて市内のレストランギャザリングを拠点にしていることを聞き、もう一度リルカを倒すため豪人と組むことに…。

 

リルカ、手下の志呂子、そして『運命の弾丸』で増やしてきた元は人間モンスター達の集まるレストランギャザリングへいざ豪人と二人殴り込みです。 

 

元は人間モンスター達30人を相手に、楽しみも30倍!ウキウキで始末していく百合川。

 

ご立腹のリルカが召喚した板金加工済み『ケアラダグティルス』豪人が鉄パイプで倒し、リルカはれい子に追い詰められます。

 

それぞれが黒須市で動き出した頃、

厄介なゾンビ召喚者も黒須市にやってきていました。

その名も『星の収集者〈スター・コレクター〉』、相手のゾンビ召喚の証に触ることでスターを盗み使うことができるフリークスです。

 

集合〈ギャザリング〉内にいるゾンビ召喚者三人を狙い、ゾンビを召喚します。

 

召喚ゾンビ『香炉罹(ころり)』(狙った者にだけ香の煙(重い毒ガス)で覆い包むことができる。)を使い体の自由を奪い、れい子とリルカのスターを盗んでしまいました

 

なんとか逃げる事ができたれい子達でしたが、スターをとられゾンビ屋稼業廃業してしまったれい子。

 

そして一方

リルカは『運命の弾丸』を使いスター・コレクターへ復讐を始めましたが、志呂子に裏切られ運命の弾丸を脳天に打たれます。

 

リルカをしもべにできたと喜ぶ志呂子でしたが、リルカは鏡にうつる自分を見ていたので、忠誠心は自分自身にあり、裏切った志呂子を仕留めようとした時…

 

マシンガンを乱射しながら屋敷に攻めてきたのは、政府直属の生物兵器研究班隊長『雪女』でした。

 

組織の目的は

運命の弾丸を国の管理下に置くこと。

そして、モンスターとなったリルカの回収。

 

冷凍弾を使われリルカは捕まりましたが、ヘリで運搬されていた途中、自ら発熱し冷凍を解き暴れます。

 

しかし雪女に外へ投げ出され、落ちた場所はれい子達のいる聖黒須学園のプールでした。

 

れい子と豪人に止められましたが、幼い頃の決心を貫きこっそりリルカを助けた竹露。

 

裏表なく、真っ直ぐ接してくる竹露に出会い何かが変わろうとしているリルカ。

 

はじめて自分を友達だと言ってくれた竹露を助けるため

 

そして

自身の『プライド』のため

 

リルカは雪女との決着をつけに1人校舎の中へ走り出したのでした…。

 

  さいごに

どんな時でも己のプライドと信念を貫くリルカ様…。

めちゃくちゃかっこいいんです✨

リルカのセリフは印象に残る言葉が沢山あって、名シーンで溢れています。

中でも黒須市のストーリーは最初から最後までリルカの大暴れと見せ場が続く一番大好きなお話です。

何度読んでもぐっときてしまいます。

 

ご褒美になかよしやりぼんを買って貰わず『ホラーM』を買って貰い、何回も読み直していた当時の私に『よくやった!!』と言いたいです(笑)

 

 

このあとのストーリーもまた凄くて、チート能力を持ったカリスマ勘違いイケメン野郎のイーヒン君とのお話から、『魔女の石』をめぐる賞金稼ぎ達とのお話に続いていきます。

 

1つ1つ物凄く丁寧に描かれ読むのが止まらない全てのストーリー、そしてゾンビ屋れい子とは関係のない短編のお話まで掲載されていて、この大ボリュームでまさかの全11巻完結…。嘘でしょ?(笑)😆

 

読破後、体感50巻位は読んだ気持ちになれてしまう極上の漫画ゾンビ屋れい子📖

 

物凄くオススメの漫画です😊

電子書籍や漫画アプリでも沢山取り扱いされておりますので、是非読んだことのない方にも読んで頂けたら幸いです🙇✨