藤栄道彦さん【妖怪の飼育員さん既刊12巻】[あらすじまとめ・漫画紹介]

この記事は

現在連載中の

藤栄道彦さん

妖怪の飼育員さん

既巻１２巻

                         

のあらすじ・漫画紹介/感想です。

  はじめに

２０１５年３月から新潮社のウェブコミック配信サイト[くらげバンチ]にて掲載が始まりました。

現在【１４５話虎男(後編)】まで配信されています。 

くらげバンチでは、第１話[すねこすり]・第２話[さとり]の無料配信だけではなく、最新話より一つ前のお話が２話分無料で読めますよ📖(２０２３年５月３１日ですと、１４３話虎男(前編)と１４４話虎男(中編)の２話が無料配信中です)

単行本は２０２２年１０月に最新刊１２巻が発売されました。

ネットコミックでは新しいお話も読め、すごくありがたくとても便利なのですが、この【妖怪の飼育員さん】は単行本もおすすめです。

妖怪がテーマの漫画ですので、紙との相性がもの凄くいいと思います📖🙋

藤栄さんの妖怪さん達は細かい特徴も魅力的に描かれていて、紙本の方がより雰囲気が足されている気がします。 

また、表紙もめちゃくちゃ拘っていらっしゃり、どの巻も妖怪絵巻を思わせる迫力のある表紙絵に、触り心地のよいさらっとした和紙のような紙質で作られていて妖怪漫画にピッタリなんです！

是非単行本を見つけたらみてみてください！欲しくなっちゃうこと間違い無しですよ😊

  ～あらすじ～【妖怪の飼育員さん】はこんなお話です📖✨

妖怪と人間が共存している世界では、妖怪さん達と触れ合える妖怪公園があります。

妖怪園では身近に潜む妖怪さんから、地域や国限定、またなかなかお目にかかれないレアな妖怪さんまで様々な妖怪さんが過ごしています。

妖怪さん達が園で暮らす事になったきっかけ

• 自ら訪ねて来た妖怪さん。
• 色々な事情で住んでいた場所が無くなってしまった妖怪さん
• 人間を楽しませ(怖がらせたい)たくて来た妖怪さん
• 園と契約している妖怪さん

などなど様々です。

皆それぞれ園の中では自分のテリトリーや(自分の伝説や環境などに合わせた)居場所がありますが、自由に過ごしています。(園を出て買い物やお出かけもOK！)

舞台である西東京妖怪公園は大きな都市ならどこにでも一つはある、ごくありふれた妖怪園。

この漫画は、妖怪公園に就職が決まった社会人一年生・人間の主人公【鳥月日和ちゃん】と他の一癖も二癖もあるスタッフさん達、そして妖怪さん達とのてんやわんやな日々が描かれた『妖怪コメディ漫画』です。

コミカルでクスッと笑ってしまうお話から、妖怪さん達の問題や困った事などを調査したら、実は人間社会で起きていることが原因だったりと世間で話題になった時事ネタが組み込まれたストーリーや、番組のパロディなんかもあり、とても読みごたえがありますよ。

 最近ではこんな妖怪さんのお話がありました。

新宿東口の新名所・裸眼３D映像の猫さんで話題になった[クロス新宿ビジョン]が登場していて

漫画では東京に生息している『麻布の大猫』が映し出され好評だったのですが、以前大猫さんの起こしたかもしれない事件がコンプラに反するとSNSで炎上。

制作会社から他の東京妖怪を紹介してほしいと依頼がきます。

そこで東京出身の妖怪さんを探すのですが…

寝ている女性の息をすったり、口を舐めまわすほぼ変態の『黒坊主さん』や、足を洗えと要求してくる(汚い足の)『足洗邸の大足さん』といったこれまたコンプラ案件の妖怪ばかり・・・。

そんな中読者人気も高い雪女『寒菊さん』も東京出身だったことを日和ちゃんが思い出し

事なきを得たと思いきや

警察から寒菊さんの色気が運転手のよそ見で事故誘発になるのでやめてほしいと言われ、最後は小豆洗いさんの音声のみになるのでした。  

妖怪公園の妖怪さん

• 【すねこすり】第一話に登場するかわいい妖怪。日和ちゃんによくくっついている
• 【雪女の寒菊さん】契約タイプの妖怪さん。園にくるお客さんにも、読者にも人気の雪女さん。暑くなると溶けてしまうので、冬季のみ活動。
• 【つらら女の寒梅さん】こちらも冬季のみの活動で人気妖怪さん。嫉妬深くて美人。大源くんと付き合ってる
• 【烏天狗の青北風さん】気位高き天狗さん。日々剣術の修行をしていて、知能も高い。妖怪園のボス的存在。根は凄くジェントルマン。
• 【神話の妖猿、悟色】船に乗り東京へ。日和ちゃんにしかお世話させない。青北風さんに鍛えて貰い、少しずつ強くなっている。

  さいごに

お話毎に登場する妖怪さんの説明も添えて下さっていて、知ってる妖怪から知らない妖怪までちょっぴり詳しくなれちゃいます。

妖怪公園でのお話だけではなく、身の回りで起こる超常現象が妖怪の仕業だったり、町の至るところに住んでいる妖怪さんだったりと色々なシチュエーションや角度で登場する妖怪さん達。

私はやっぱり社会問題を取り入れたお話しがおもしろくて大好きです。

あー！これ！あった！あった！と思いながらいつも楽しく読んでいます。

推し妖怪さんはやはり烏天狗の青北風さん！頭脳明晰、剣術の達人、面倒見が良くて強くて頼りがいのあるジェントルマン…完璧すぎますおじ様💓

あともう１人忘れてはいけないのが、漫画を心から愛する【単眼族(ひとつ目妖怪さん)のつぶらちゃん】です😊💓

ひとつ目妖怪さんは、人間と考え方や行動がほとんど変わらないので、人間と妖怪さんの橋渡し役をしてくれる事もあります。

つぶらちゃんも人間の学校へ妖怪公園から通っているんですよ🏫✏️

つぶらちゃんの漫画への情熱がたまりません😊✨

是非皆さんも推しメンならぬ推し妖怪を見つけてみてはいかがでしょうか？

                         

～おまけ～

現在の【妖怪の飼育員さん】では、海外妖怪達(主に中国)が日本に侵入し始め、日本の人間だけでなく日本妖怪達にも少しずつ影響が出てきています。

烏天狗の青北風さんを中心に、日本で暮らす妖怪達は海外妖怪達の不穏な動きに対応するため、戦略を練るのでした。

2023年６月８日発売の13巻のお話はこちらです🙋

yoko-enda-manga.hatenadiary.jp