南勝久さん
【ザ・ファブル〈第一部〉(全22巻完結)】
のあらすじまとめ・漫画紹介/感想〈後編〉です📖🙋
はじめに
〈後編〉では、現在連載中の『ザ・ファブル The second contact (第二部)』で活躍中のアザミとユーカリが初登場したエピソードをご紹介しております📖
登場人物
佐藤明(偽名)
殺し屋組織『ファブル』の組織最強、天才殺し屋で最高傑作と言われる。
殺しすぎたため、ボスから休業し身を隠すように言われた。
現在は大阪太平市で生活し、岬と同じ「オクトパス」で働いている。
佐藤洋子(偽名)
ファブルでアキラとペアを組んでいる。ボスから一緒に太平市へ行くように言われた。アキラとは表向きの設定で兄妹になっている。
お酒大好き!『ミス・アルコール・ガール』
マツ
闇社会御用達の便利屋。
死体の始末から武器の調達までなんでもござれ。
絶対的中立を守る男。
誰の側にもつかず、依頼があれば誰とでも取引きをする。
山岡に弱みを握られ、山岡の配下につく。元々名前は無かったが山岡に『マツ』とつけられた。
砂川
真黒組の幹部。
真黒組を乗っ取るためクーデターを起こす。
山岡
ファブルの中で、ボスと肩を並べる実力者。自らの欲を求め暴走しはじめる。
- 唯一ボスと意見をかわせる幹部。
-
先天的に恐怖を感じないため、常に退屈している。
-
『何よりも重要視しているのはおもしろいかどうか』
-
最高傑作のアキラに興味をもつ。
-
組織の事も考えているし、ボスに忠誠を誓っている。
アザミ
山岡直系の殺し屋。
山岡が最も信頼する男。アキラも認める実力者。
山岡を慕う。
- 冷静で判断力もあるリーダー気質。
- ユーカリとペアを組んでいる。
- 山岡にアキラと対決するため帰国させられたが、ボスからも山岡抹殺の密命を受けていた。
- タコちゃん社長を守るため、アキラにかわりオクトパスで住み込みのバイトをしはじめる。
- ヨウコのアドバイスで、一般生活では『困ったら泣く』ことにしている。
- ふとしたとき、普通の生活を送れていることに嬉しさを感じている。
ユーカリ
山岡に10年以上特訓を受けたかなりの実力者。山岡をかなり慕っており、ボスの密命に困惑している。
- 組織ではアザミとペアを組んでいる。
- 暗殺の実力もかなりあるが、メインは運転とサポート。
- ヨウコと同じく記憶力がずば抜けている。
- 山岡の特訓ではほぼ生き残りがおらず、耐え抜いた強者。
- 山岡への恩もあり、山岡の暴走やボスからの密命にショックをうける。
- アザミと共にオクトパスで働くことになった。
あらすじまとめ〈後編〉
小島のゴタゴタが終結しようやく静かに過ごせると思いきや
やっぱり
『思いっきり一般人になるのは簡単じゃない』
アキラとヨウコ。
次から次へとトラブル続きのふたりです。
ボスの所にやってきた二人組の男。
幹部の山岡と山岡が育てた殺し屋候補です。
休業したボスとまだまだ殺しの仕事をとりたい山岡。
二人の意見はぶつかります。
「時代が変われば
体制もかわる━━」
とボスに言われますが
山岡の真の目的は
先天的に恐怖を感じられないがゆえに、好奇心を沸かすことでした。
山岡は真黒組の幹部砂川がどこかの殺し屋を雇いクーデターを起こそうとしている話をし、好奇心を満たすため間近で事の成り行きをじっくり見たいとボスに頼みます。
ボスはアキラ達を巻き込まないことを条件に山岡が太平市に行く事を許しました。
しかし山岡は最初から砂川のクーデターに大きく関わっていて、自分の好奇心を満たす欲のためアキラに少しずつ近付き下調べをしていきます。
アキラとヨウコ、そして真黒組のこれからを映画プロデューサーのように物語を組み立て計画し、なによりもどうすればより、ワクワクする展開にもっていけるか念入りに死のドラマを考える山岡…。
ついに砂川が動き始め、山岡の元にアザミとユーカリが合流します。
山岡のワクワク計画はヨウコやマツによって少しずつ狂っていきますが、その予想を越えた出来事を山岡は喜びます。
ヨウコが予定よりも早く自分の所へ来たことから、死のヒロインはミサキちゃんに決定し、ユーカリに拉致してくるよう指示を出すのでした…。
楽しみポイント📖
- 組織(ファブル)では裏切り者を出さないため、組織内の人間同士関わらないように分業体制が徹底されている。
- マツと山岡の間にあったこと
- 真黒組クーデターの内容、そして海老原のプライド。
- 山岡編よりも前のストーリーで宇津帆編にて『鈴木(佐々木)』が大暴れしている。
- アザミとユーカリの呼び名は山岡がつけた。
- 🌿アザミ『花言葉…触れるな』🌿ユーカリ『花言葉…記憶』
- ヨウコの暇つぶし河合君再び!アキラと偶然出会いヨウコを獲るため兄アキラを攻略することに!
- 最強の相手山岡の暴走を殺さず止めることはできるのか
- ファブル第二部のメインメンバーの初対面!
おわりに
殺しを楽しんでいるイケイケユーカリと、普段は人に優しくを心がけていて殺し屋っぽくないのに実力者のアザミ…。
山岡編ではそんな二人がアキラとヨウコと出会い、4人で過ごして、普通の生活を知り変わっていく所も物語の大切な核になっています。
普通に町で買い物したり、散歩したり、時給800円でバイトしたり…
アキラ達にとっては非日常の毎日を、めちゃくちゃ多分楽しんでいるのです(笑)
山岡のストーリーは山岡の言葉を借りると『ラスボス』感があり、またボスの本当の目的が明らかになります。
ザ・ファブルの最後を締めくくるとても面白いお話です📖
そして、なんといっても山岡編の前のお話『宇津帆(うつぼ)編』も、第二部に登場する『鈴木のお兄さん』が登場しているので見逃せません!
アキラが偶然公園で出会った車椅子の女の子『ヒナちゃん』。
この出会いがアキラに大きな影響を与えて、ヒナちゃんの人生を大きく変えることになります。
プロとして普通に生きるアキラの周りでは、普通じゃないことばかり起きますが、『助けるのが普通』だとミサキちゃんを助け、ヒナちゃんのことを心配するアキラは、少しずつ〝普通〟の生活に近付いているのかもしれません。
宇津帆編は映画の2作目で実写化されていて、前作を超えたアクションシーンが迫力満点でした!
宇津帆役の堤真一さん…。
人を騙し悪い事をやらせたら天才の宇津帆が飛び出してきた?!位宇津帆本人そのままで、圧倒的な存在感と威圧感が恐かったです😱
笑顔なんだけど、全く目が笑っていない宇津帆…。
なんの感情も無しに人を殺せる宇津帆…。
表では人を支援し慕われていて、別の顔を持っている…。
きっとファブルの原作をしっかりと読まれて、宇津帆役に挑まれたんじゃないかな?と読者の余韻にも残る名演技でした🎦
堤真一さん…最高です!!
去年の秋頃ザ・ファブル The second contactの大阪での交通広告がとても話題になりました!
『広告規制によってサンマを持たされています』と大きく書かれた広告(笑)
アキラもヨウコも得意気に武器の変わりに、活きのよいサンマをかまえています🤣
天才的な発想でとても話題になり、
第二段では
赤ちゃんの広告
『ザ・シャブル』
わんこの広告
『ザ・プードル🐩』
などが登場し、SNSなどでも沢山の種類のクリエイティブな広告見ることができました!
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨