漫画大好き縁田ちゃん📚[漫画紹介/あらすじ/感想]

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現代社会で妖怪と人間は共存できるのか?【真昼の百鬼夜行(全2巻完結)】[あらすじ・漫画紹介/感想]

比嘉 史果さん

【真昼の百鬼夜行(全2巻)】

あらすじまとめ・漫画紹介/感想です📖🙋 

 

  はじめに

便利になって行く世の中、山や川の様子も変わり、妖怪達の住む場所の環境も変わりました。

 

人と妖怪は共存できるのか?👺

 

相手から見た自分達はどう見える?

悪気はないけれど、ちょっぴりイタズラ好きの迷惑な妖怪たちも、時には人間を助けてくれるかもしれません✨

 

便利な時代になったからこそ、お互い笑って、泣いて助けあい共存していく世の中になれたらいいなぁ😌

この作品はそんな人間と妖怪達の日常を描いた〝現代妖怪奇譚〟です📖

 

  気になるジャンルは?📖

  • 妖怪・あやかし
  • ヒューマンドラマ
  • 青年漫画
  • 完結漫画
  • ファンタジー
  • オムニバス漫画
などなどです📖🙋
 

  登場人物👺登場妖怪

持田 ゆかり(もっちー)

南海市動物園の獣医師さん。

動物、妖怪別け隔てなく優しく向き合う。

預言獣科クダンの出産に立ち合い、育児放棄した母牛の代わりにクダンの母役を務める。

動物たちのお産で、一度も赤ちゃんを死なせたことがない右手を〝幸運の手〟と大切にしている✋️

青木さん

南海市動物園の職員さん。

動物、妖怪にとても詳しい。

緊急時などには、中心となり皆をまとめる。

予言獣科・クダン(くーちゃん)

国内で誕生3例目のクダン。

南海市動物園では30年ぶり。

妖獣期にはとても健康で〝災害を予言したら即死〟するため、成獣にはなれないと言われている。

手当たり次第にひねくれた願望を言いまくる、かわいくないけどかわいいやつ🐮

 

  あらすじ

ここは南海市動物園🐘
 
牛のイチゴちゃんのお産中です🐂
赤ちゃんの向きが悪く難産のため、獣医師の持田さんは自らの手で赤ちゃんを引っ張り、お産を手伝います🐮
 
無事に産まれてきたのは、牛だけれどちょっぴり見た目が違う〝予言獣科のクダン〟でした。
クダンは災害を予言すると言われており、生まれた場合は政府に連絡や、災害時の物資確保など、これから起こる災害に備えなければいけません。
 
そして、災害を予言したクダンはその場で即死してしまいます。
 
見た目はかわいい子牛🐮に似ているクダン。
 
持田さんは母牛のイチゴちゃんが育児放棄してしまったこともあり、〝その日〟までいっぱいかわいがり、お世話をする事になりました。
 
でも1つ問題が…
 
それはクダンは生まれてすぐに、人間の言葉を話す事ができ、口を開けば
 
「しんじゃえ〜みんなしんじゃえ〜」
「お前はあした禿げる」
 
などなど、お客さんにまで予言ではなく願望を言ってしまうことです。
 
気付けば脱走し、持田さんに捕まる日々。
 
そんないつもの追いかけっこをしていた時…。
 
クダンの様子が変わり、駆けつけた青木さんから
 
「あれは最後の仕事だよ」
 
と言われ、はっとする持田さん。
 
クダンは台風で大きな被害が出ることを予言し、最後の力を振り絞り、持田さんのもとへと辿り着きます。
 
青木さんの反対を押し切り、自分に助けを求めたクダンを病院へと運び、大嵐で停電の中、持田さんは手術を行いました。
 
クダンの目が覚めると、横には持田さんの姿があり、持田さんにこれからも仲良しでいようと伝え、涙します。
 
予報では小さい台風でしたが、クダンを信じ、早くに避難できた街の人達は、命の恩人〝くーちゃん〟に会うため南海市動物園にやってきます。
 
今日もくーちゃんは動物園の人気ものです!!
 

  おわりに

オムニバス漫画なので、くーちゃんともっちーのお話は一旦終り、他のお話ではまた違う人達、そして妖怪達が登場します。
 
それぞれの出会いにドラマが詰まっていて、相手が妖怪だからこその大変さや問題もありつつ、妖怪だからこそのかわいさや解決策なんかもあったりして、涙あり笑顔ありの物語ばかりでした📖
 
困った事があるから捕まえてしまおう、拘束してしまおうではなく、妖怪たちと共存していくためにどうしたらいいのかを考え、人間にも妖怪にも良い落とし処を見つける。
 
妖怪との話だけではなく、人間同士でも大事なことだなと思いました😢
 
くーちゃんのお話では、色々なところで〝くーちゃんの本心〟が隠されています。
 
〝みんなしんじゃえ〜しんじゃえ〜〟と言っていたと思ったら、どこかに脱走しちゃうくーちゃん。
イタズラして、元気に跳ねて走るくーちゃん。
 
せめて性格がよければなぁなんて持田さんにも言われたり…💦
 
けれども本当は全て自分の使命と、運命をわかっている『くーちゃんの死への恐怖』からきているものでした。
 
くーちゃんはまだ妖獣で、幼い子どもと一緒なのに、生まれて来てからずっと、もうすぐ来る死と向き合っていたんですよね😢
 
逃げれないけれど、本当は逃げたくて怖くて、ずっと持田さんにSOSを出していたとわかってからね、もう一度最初から読み直すともう涙止まりませんよ(笑)
大号泣😭😭😭
 
持田さんもずっとくーちゃんの気持ちをわかってて、その時が来てもいつでも助けてあげれるように、常に側にいたんじゃないかなとかね…😢
 
もう勝手に脳内で考察しちゃってまた号泣(笑)
 
そしてですね、なんとこの作品のラストを飾るのもまた〝くーちゃんと持田さん〟のお話なんです😢
 
1話でのくーちゃんを見てきたからこそ、くーちゃんの覚悟の頼もしさと、〝想い〟をより感じる事ができるお話となっています。
 
くーちゃん…まだ小さいのに、ずっと凄いよ😢
生まれて来てからずーとくーちゃんは、かわいいしツンデレだし、偉いし、立派だし、人を想える素敵な子よ😢
 
私が知れる物語は終わってしまったけれど、南海市動物園の動物たちと、持田さんたちと未来の嫁と仲良く楽しく暮らしているんだろうなぁと想像して、楽しんでいます(笑)
 
妖怪漫画はやっぱり最高です!!!
 
 
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇📖