漫画大好き縁田ちゃん📚[漫画紹介/あらすじ/感想]

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5巻以内で完結する超能力SFサスペンス漫画 ・山崎さやかさん【NANASE】[あらすじ・漫画紹介/感想]

5巻以内に完結!!

不朽の名作SF小説を完全漫画化!!

原作・筒井康隆さん

【七瀬ふたたび】

【七瀬シリーズ(七瀬3部作)】

画・山崎さやかさん(現在山崎紗也夏)

【NANASE 全4巻完結】

NANASE(1) (ヤングマガジンコミックス)

のあらすじ・漫画紹介/感想です。

  はじめに

この漫画は筒井康隆さんの名作SF小説

[七瀬ふたたび]をコミカライズした作品です。

(この記事では漫画NANASEのみご紹介しております。小説と少しお話が違う所や小説でのラストが漫画では最後までかかれておりません。ご了承くださいませ🙇✨)

サムネイル

七瀬ふたたびは

主演多岐川裕美さんで初実写化ドラマ。

その後何度も色々な俳優さんで、ドラマ化されています。

映画は主演芦名星さんで上映されるなど、

不朽の名作小説です📖

SFと聞くと宇宙や科学の進んだ未来のイメージが強いかなと思うのですが…。わ…私だけ…?

一度でいいから

あんな力があったらな。

こんな事ができたらな。

(某猫型ロボットみたいになってしまいました💦)

と思った事はありませんか?

 

 

このNANASE(漫画)は

超能力を持って生まれた主人公[火田七瀬]

が不思議な力を使えることで

悩み・苦しみ・もがきながら

同じく超能力を持つ仲間達と穏やかに暮らせる場所を見つけようとする美しくて悲しい物語です。

  気になるジャンルは…?

  • SF(サイエンスフィクション)
  • 超能力サスペンス
  • 青年漫画
  • ヒューマンドラマ
などなどです📖

  登場人物

火田七瀬

人の心を読む能力(テレパス)を持つ物凄く美人の二十歳。主人公。

元々は家政婦の仕事をしていたが辞めて、故郷に帰ってきていた。

故郷をあとにし乗った列車で同じく超能力を持つ者たちと出会う。

ノリオ

七瀬と同じテレパスの能力を持つ4歳の男の子。

皆自分と同じ心が読めると思っており、継母に気味悪がられている。

列車事故によって、その後七瀬と共に生きていく。

岩淵恒夫

未来予知能力を持つ青年。

七瀬が好き。

列車事故の時に同じ列車に乗っていた。

ヘンリー

七瀬がホステスをしていたお店のバーテンダー。

念動力(テレキネシス)の能力を持つ。

七瀬を崇拝者として、七瀬の命令でのみ力を使える。

七瀬とノリオと一緒に生活することになる。

  

  あらすじまとめ

主人公[火田七瀬]は、精神感応能力者(テレパス)、人の心を読む超能力を持つ二十歳の女の子。

能力が周りに気付かれないよう、家政婦の仕事をしながら色々な土地を転々としていました。

そんな生活に疲れ、ゆっくり暮らす事ができるかもと、家政婦の仕事を辞め故郷へ帰ってきたのでした。

 

 

交通事故で亡くなった両親のお墓参りの後、中学の時の担任藤田に声をかけられます。

藤田は教師時代七瀬のクラスメイト、時田くん殺害の容疑で四年半刑務所にいました。 

故意ではなかったにしろ殺害したのは藤田でしたが、犯行をごまかそうとした藤田の殺害証言をした七瀬を逆恨みしており拉致されてしまいます。

テレパスの力のせいで人の嫌な部分が常に見えてしまう七瀬にとって、時田くんは心が綺麗で嘘がない唯一の存在でした。

全く反省もせず、自分は無実だと言い張る藤田。

七瀬を痛め付けながら

「俺に償え!!」

と心の中で叫び続けます。

命の危険を感じた七瀬はテレパスを使い、藤田の精神を崩壊させ

なんとか死ぬ思いで逃げました。やはり故郷も自分の居場所ではないと町を出るため列車に乗りこみます。

その列車でリアルな列車事故の夢を見た七瀬。

その夢の正体は、『予知能力を持つ岩淵恒夫』が予知した事故の映像をテレパスで読んでいたものだと後にわかります。

そしてもう1人同じくテレパスを持つ4歳の男の子ノリオもこの列車に乗っており、七瀬は初めて出会う仲間たちに驚きなんとか事故を防げないかと恒夫に相談しますが、予知は変えれないと言われてしまいました。

 

テレパスで恒夫の『列車事故映像』を見てしまったノリオはパニックになります。

超能力を人に知られてはいけない…。

七瀬は駅に着くとノリオだけ強引に列車から降ろし、そのまま2人で反対のホームの電車に乗り込むのでした…。

 

『超能力者の行く末は

生か死か…』

七瀬達が穏やかに暮らせる場所は見つかるのでしょうかーーーーー。

  おわりに

試し読みの電子書籍もありますが読みはじめてしまったら続きが絶対に気になってしまう事間違い無しの名作です。

 

元々山崎先生の漫画が大好きなのもありますが、この作品はなかでも特にオススメです。

 

テレパスであるがゆえの七瀬の苦悩や恐怖、そして哀しみが山崎先生のずば抜けた心理描写と細かな表情で丁寧に表現されているからです。

七瀬が自分の能力と向き合い、なんとか穏やかに暮らせる場所を探す前向きな物語のはずなのに、どこか不気味で哀しみと儚さが見え隠れしています。

得体のしれない何かが明らかになった時、ストーリーは急激に動き出し怖さが凄く伝わってきました。

あまりにもリアルで続きが凄く気になるのにちょっと読むのを躊躇しちゃいました💦

2001年に1巻が発売され

22年も経つ今でも全く色褪せない素晴らしい漫画となってます。

色々考えさせられる漫画です。

他にも能力者はいるのか…

七瀬は自分の居場所を見つける事ができるのか…

 

『家族八景』を元に描かれた四巻のアナザーエピソード読み応えがあり、能力者故の苦悩が描かれています。

サムネイル

本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨