この記事は
2023年5月3日発売!
原作・香川まさひとさん
作画・月島冬二さん
前科者13集
のあらすじ・漫画紹介/感想です📖✨
はじめに
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp
2022年に主演に有村架純さん、そして森田剛さん、磯村勇斗さんなど実力派の俳優さんが沢山出演された映画の原作漫画で、昨年とても話題になりました。
(アマプラで見れますので是非🎥✨)
この漫画はコンビニのアルバイト、新聞配達をしながら、罪を犯した者の更正を助ける【保護司】の仕事をする
主人公【阿川佳代】ちゃんの物語です。
佳代ちゃんの所へやって来るのは、殺人や薬物使用者、詐欺、また現代話題になるような罪など様々な者達です。
そんな彼らに正面から向き合い、寄り添いながら対象者の【居場所】を探します。
13巻あらすじと感想
佳代ちゃんとお互いに想いを寄せ合う安吾くんの、保護司としての面接が終わる日のお話から始まった13巻です。
今回のみどりさんと佳代ちゃんのお話は【民藝(みんげい)運動/生活文化運動】
みどりさんは民藝運動をしていた人達は【生活とはなにか?】を考えないといけないと説きます。
そこで自身の生活の一部であるバスのラジオの話をすると、
佳代ちゃんは「まさに生活ですね!」と返すのでした😊
きっと2人にとってはいつものファミレスで、本の話などをすることも【生活】ですね✨
この話からみどりさんの雰囲気がちょっと変わった気がします。
以前からとてもユーモアもあり、話も面白く、笑顔も会えない素敵な女性ですが、どこか陰が見え隠れしていたように思います。
佳代ちゃんへの想いなのか…。過去の出来事なのか…。
13巻ではイキイキと過ごしているように見え、心から涌き出たような素敵な笑顔、いつもよりもーっとめっちゃかわいく見えました💓
みどりさんファンの私にはご褒美巻です(笑)
このお話は【みどりさんの力】の影響で1人の女性が一歩踏み出す終わりとなっています。
そして次のお話で
今度は【佳代ちゃんの力】の影響で今後救われる?かもしれない男性と知り合い終わりとなります。
2人それぞれの【力】がとてもわかる素敵なお話でした📖✨
誰かに良くも悪くも影響を与えれる人は、パワーの溢れる人なのかな?
相手を知らず知らずに巻き込んで、相手の生活をもガラッと変えれてしまう…😲
疲れとかないんだろうか…💦
13巻で佳代ちゃんが担当するのは…
引きこもり、母親を虐げてきた対象者の小田孝道(50)。母親の死体を家に遺棄し、年金をだましとっていました。
8050問題
近年の高齢化社会での深刻な問題の1つが大人の引きこもりです。
8050問題とは
親が80代、子供が40~65歳程の中高年引きこもりでその子供の生活を支えるために経済的にも精神的にも強い負担を負ってしまう社会問題のことです。
親の年金を頼りに生活をしている事が多く、年金が無くなると生活ができないので親が亡くなったあとも届け出ず、年金を不正受給して逮捕というニュースもここ最近増えています。
このようなケースは親の年金がないと生活ができないので、殺人はあまりないようです。
おわりに
今巻はみどりさんがますます大好きになれる最高の一冊でした!
素直なみどりさんも良きです💓
12巻のぴえん女子に続き、今回は中高年の引きこもりと現代社会に沿ったお話がが続き、とても考えさせられました。
親が亡くなった後も年金不正受給は年に数回はニュースで見る気がします。
外に出ること。
仕事に行くこと。
そんな当たり前だと思われる事も、当たり前ではないんですよね。
対処法とかネットで書いてありましたが、そんなのでなんとかなるならきっと引きこもってないわ!と思ってしまいました🤣(すみません😣💦⤵️)
引きこもる方もある意味命をかけていますもんね…。
わかってるけどどうしよもなくて、どんどん深みにはまってしまって。。
今回の対象者の小田は【母親の死が知られてしまった事】がきっかけで、生きるために働くようになりました。
現実社会でも、中高年の引きこもりをやめるためには大きなきっかけがないと難しいのかもしれません。
小田はお母さんを精神的にも追い詰めていたし、いちいち皮肉っぽいし、ほんっと心底糞野郎で大嫌いですが、佳代ちゃんがどのように小田の居場所を見つけていくのかはとても楽しみです!
にしても…あんな態度とられてもいつも通りに接する佳代ちゃん…。
人生何回目なのよ~!!!
私は無理(笑)絶対態度にも出るし、陰でボロクソ言っちゃうわ~!!!!