グランドジャンプにて大ヒット連載中の傑作短編オムニバス漫画!!
もんでんあきこさん
【エロスの種子
(既刊8巻)】
のあらすじまとめ・漫画紹介/感想です📖🙋
はじめに
エロス…
性的でロマンチックな感情を呼び起こす、激しく燃え上がる欲情・愛のかたち。
『理屈や理性では計れない、人間のみに宿る性の源泉』を鬼才もんでんあきこ先生が描いた傑作短編集です。
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp
あらすじまとめ『エロスの種子はこんなお話です📖🙋』
人間の身体には
種が仕込まれている
それはわずかな刺激で
発芽し
成長とともに
神経を伝い
時として
脳細胞をも支配する
【エロス】という
人間だけに
その種を植えたのは
神か
悪魔か
大学生の蒼井孝太郎は、実家の経済状況の悪化で学費はなんとかなるものの、生活費を自分で稼がなくてはいけなくなりました。
学業と仕事の両立はきつく疲れが残ってしまい、授業中に居眠りをするように…。
日下部教授にその事を話すと、優秀な生徒である孝太郎が生活苦で成績低下するのは忍びないと、生活の面倒をみるから下宿を引き払い自分の家に来るようにと言われます。
当然大学には内緒です。
後日引っ越しの準備を済ませ、日下部教授の家に着いた孝太郎は
庭で作業をする
若くてかわいらしい女性、珠子を見つけ
『何かが芽吹きます。』
日下部教授の娘かと思った珠子の事を、親子ほど離れているが『戸籍上の妻』だと紹介され少し引っかかった孝太郎。
その日久しぶりの美味しいご飯と湯船に浸かれ、布団でゆっくりしていると
どこからか悲鳴が聞こえてきます。
恐る恐る暗い家の中を歩いて声の元へたどり着くと、閨で珠子が教授に愛撫されていました。
孝太郎は女性経験が無かったので、女性がどんな嬌声を上げるのか知らなかったのです。
愛撫されよがる珠子と目が合った孝太郎は、胸の奥で『芽吹いた何か』が神経を伝い育っているのを感じます。
次の日、まだ落ち着かない孝太郎とは反対に普通に接してくる珠子。
何事も起こらず日々過ぎていきました。
そんなある日…
珠子が慌てて孝太郎の元へやってきて
「旦那様が大学に呼び出されて今日は帰ってこれないかもしれない」
と言います。
その日は大雨でした。
雷嫌いの珠子は孝太郎に助けを求め、誘います。
若い男女のふたり…。
一度火がつけば止まることはできません。
そこに現れたのは教授でした。
教授は怒るどころかそうなっていた二人に喜び
「わけあって抱くことができない珠子を抱いてやってほしい」
と女性経験の無い孝太郎に裸の珠子を見せつけます。
頭では2人の事をおかしいとわかっている孝太郎ですが、一度育ってしまった【エロスの種】には抗えませんでした。
それからというもの孝太郎はエロスに支配され、毎日教授の目の前で珠子を求め性の快楽に溺れてしまいます。
教授の本当の目的も知らずに…。
第1巻では…
- 『大学教授の妻でありながら夫には抱かれない女、珠子』
- 『男に抱かれるためだけに生まれてきたような女、鞠子』
- 『花が咲くように美しく成長する女、凜』
- 『愛を貫いた男に愛され尽くした女、マリィ』
おわりに
女性の頭のてっぺんから指先、表情全て何をとっても色っぽくつい自分が同じ女であることを忘れ、魅せられ溺れてしまった作品です。
どの巻も全くぶれることなくエロスに浸れますが、やっぱり第1巻は私の中での別格で大好きな巻です。
珠子ちゃんのお話を最初に読んだときのラストの衝撃がとても大きくて、これはただのエロやセックスを描いているのではない!!と次のお話を読んだときの第二破…。
鞠子のセカンドインパクト…。
もうもんでん先生の虜となっていました。
ストーリーによっては続きがあるお話もあったりで、あー!!この子!とテンションがあがります。
エロではなく【エロス】を読みたい方にはめちゃくちゃおすすめの漫画です📖
女性が美しくて、儚くて…。とにかく最高。
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨