2023年12月4日発売!
安達智さん
【あおのたつき12巻】
のあらすじ・漫画紹介/感想です📖🙋✨
はじめに
マンガボックスにて隔週月曜日に更新・連載中の話題の漫画あおのたつきは、新吉原の遊郭売れっ子遊女の花魁『濃紫(こむらさき)』が人気絶頂の中死を迎えたことから始まります。
死後気がつくと濃紫は少女の姿になり、浮世と冥土のはざま『鎮守の社(ちんじゅのやしろ)』にたどり着いていました。
なんやかんやたくさんの事がありましたが、濃紫は『あお』と名乗り、鎮守の社の神様『薄神』と宮司『楽丸』と共に〝わだかまり〟を持つ人々を導く日々を過ごしています。
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp
12巻あらすじ
あおさんと同じ三浦屋の人気遊女『夕顔さん』。生前のあおさんとは仲良しでちょくちょく登場しています。
そんな夕顔さんは同じく三浦屋で男芸者として働く『猪吉』の事が好きで仕方ありません。猪吉が濃紫を好きな事に気付き、濃紫と仲良しでありながらも、猪吉への想いからいなくなった事をほっとしていました。
ところが猪吉は亡くなった濃紫の事をずっと忘れられずにいます。
自分に振り向いてくれない猪吉がもどかしくて、座敷で馴染みの旦那の相手をしなくなってしまいました。
売れっ子遊女の夕顔さんが床入りをしなくなり太客が離れ始めたことで、店の存続を心配した三浦屋は猪吉に『夕顔を抱け』と言います。
真面目でしっかり者の猪吉は拒否しましたが、三浦屋への借りで脅され仕方なく応じることに…。
やっとこさ愛する猪吉と夢にまでみた時間…。
『もっと奥まで繋がりたいんだよう…』
おわりに
あおさんは心中沙汰を起こし、死んだ遊女として三浦屋では言われています。
本当は違うだろうなぁと皆が思っていても、遊郭としてお店をやっていくには少しでも体裁が良い方がいいからです。
あおさんは権八のせいで苦しんで亡くなり、コウちゃんへの〝わだかまり〟も残りずっと今もコウちゃんを心配しているのに…。
遊女は殺されてしまっても死人に口無し、漫画の世界だけでなくこの時代では実際によくある事なのだと思います。
良くも悪くもあおさんの記憶に囚われている二人。
燃え上がり止まらなくなってしまった夕顔さんの心は、このあと意外な形で自分でしっかり受け止め終結します。
読者の心も動かすラストはものすごく素敵ですよ!
本日もお立ち寄り頂きありがとうございました🙇✨