この記事は
2023年9月2日発売の漫画!
安達智さん
【あおのたつき11巻】
のあらすじ・漫画紹介/感想です📖🙋
はじめに
あおのたつきはウェブ版、アプリ版がある『マンガボックス』にて連載中です。
マンガボックスですと、隔週月曜日に最新話が更新されています📖✨
アプリでは全話無料で読むことができますよ😊(1日に読める回数制限あり)
私は和の雰囲気が紙本にとても合うので、紙本を購入しています😌
紙本コミックの11巻では今まで赤で囲われていた表紙がオレンジに変わり、鳥居が描かれた表紙絵に合っていて趣きがある表紙になっていましたよ📖✨
さて、お話は
前巻(10巻)にて未練を嗅ぎ付け近づいてきた傀儡師の男に『生き別れた妹、コウちゃんの幻』を見せられてしまったあおさん。
その男の正体は、浮世への一時里帰りの案内をする役目の魂迎鳥の1羽で、掟やぶりをしたため役目を外された『文目(あやめ)』でした。
大事にならずすみましたが、コウちゃんへの思いから迷いが消えないあおさんです…
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11巻あらすじ📕
文目のドタバタで盆の準備に出遅れたあおさん。
今更手伝いは無用と楽丸たちに言われ、鎮主の相手を任されます。
恵まれた環境にいたと思われる楽丸には、お金で人生の全てが狂わされてしまう身の上の事はわからないだろうと上の空。
コウちゃんや文目の事ばかり考えてしまいます。
そんなあおさんと鞠遊び中の鎮主に
ウサギ頭の『卯月』という『奴(やっこ)』
が声をかけてきました。
縁日の準備をしていた楽丸もかけつけ、卯月の悩みを一緒に聞きはじめます。
奴であるがゆえに、生前同じ見世の遊女たちにからかわられ、冷たくされていた卯月はいつも夜手で影絵をすることで心を豊かに保っていました。
そんなある夜
見世の人気遊女『乙女』が、卯月に手を差しのべます。
それから2人は夜こっそり一緒に過ごしたりしながら、お互いの心のよりどころとなっていきました。
しかし卯月は奴。
三ヵ年しか見世にいれません。
本当の友達の温かさを知った卯月は、乙女とこれからも一緒にいれるように、この先も雇ってほしいと御内所にかけあいましたが、
「お前はもうお役御免だよ」
と冷たく言われてしまいました。
卯月は見世を出れる話が乙女の耳にも入り、裏切られたと思った乙女に出ていけと言われたまま別れます。
見世を追い出された後、遊女の流行り病で生が尽きてしまったのでした。
死に別れてなお、想い合う二人…。
卯月が、楽丸とあおに願う事とは…。
【奴(やっこ)】とは
江戸では新吉原以外の遊女屋は幕府非公認。
非公認の娼婦屋が集まり『岡場所』などと呼ばれる安価な遊郭もあった。
新吉原は岡場所に客をとられると商売にならないので、お役所に取り締まりをさせた。捕まった娼婦は廓で安く売られ『奴』と呼ばれていた。
さいごに
廓番衆による試験から、胸糞清五郎に鬼助と吉睦様の胸熱の信頼関係。
そして、あおさんの心を揺さぶる文目登場…。
色々てんやわんやだった『鎮守の社』でしたが、お盆の縁日前にやってきたかわいい尋ね人。
久々の迷える遊女さん登場です。
やはりあおのたつきはこうでなくっちゃ!と楽しみに読み始めました。
心が通じ合い、大切に想い合う二人…。
そんな二人が、この時代…『男』に生まれるか『女』に生まれるか、どちらがいいのかと話し合う場面がとても印象に残っています。
お金が無ければどちらも地獄…。
『子は親のため、家のため…』
現在とは違う世のしくみ。
やるせないです。
そして卯月ちゃんの願いは勿論乙女ちゃんに向けてなのですが、ラストは心にグッとくる『想い』が幕を閉じる素敵なお話となっています📖✨
続きのお話はこちらです🙇↓
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