本当に怖いのは『霊か生身の人間か？』2024年3月25日発行！【近野智夏の腐じょうな日常3巻】[あらすじ・漫画紹介/感想]

2024年3月25日発行！

原作・渡邊ダイスケさん

作画・大羽隆廣さん

【近野智夏の

腐じょうな日常3巻】 

 

あらすじ・漫画紹介/感想です📖🙋

  はじめに

芹那ちゃんを助けてくれたおじさんの明らかになった過去そして、芹那ちゃんを無事両親の元へ送り届けて貰えるよう、ヘルペスさんに任せた近野ちゃん。

一難去ってまた一難。

霊感の強い従兄弟のため久世さんの元を訪ねることになるのでした。

 

１巻・登場人物紹介はこちらです🙋

yoko-enda-manga.hatenadiary.jp

2巻のお話はこちらです↓🙋

yoko-enda-manga.hatenadiary.jp

  3巻あらすじ(2巻後半メインです)

【第14話】～【第21話】まで掲載されています。

昔から霊感の強い従兄弟の相談に乗って貰うため、久世さんの元を訪れた智夏ちゃんに「ちぃたん様」と大喜びの久世さん。

従兄弟の職場の元ヤン先輩の実家は築100年以上の古い建物で、地域では有名な地主さんです。招かれて家に行ったところ玄関で、すぐ「あ…何かいる」と感じ、通された広い部屋の干された洗濯物の間から真っ白く異様に大きなおかっぱの女の子の首が覗いていました。

直感でやばいと思ったのですが、元ヤン先輩に止められ帰れずにいると、どんどん女の子は近づいてきて、目から血を流しながら金縛りで動けなくなった従兄弟の首を掴んでこう言います。

「いのちとり」

あまりの恐怖に先輩そっちのけで慌てて帰り無事だった従兄弟でしたが、先輩の家の建て直し工事で地下に『いのちとり』と『大きな血を流した目』が書かれた部屋が見つかり事態は急変、１日置きに夢で〝あのおかっぱの女の子〟を見るようになってしまったのです。

どんどん夢の中で従兄弟の家に近づいてくるおかっぱの女の子。前日ついに従兄弟のアパートの前にたどり着いてしまいます。

夢とはいえ怖くて仕方なくなり、久世さんに助けを求め相談にやってきました。

善は急げとウキウキな久世さんと共に先輩の実家へと着いた二人。

出迎えてくれた先輩は、〝オカルト研究家〟と書かれた名刺を貰うと専門家の先生が来てくれて助かりますと、親族皆怖がっている事を話ます。

色々仮説をたてながら、調査をしていく久世さん。おばあちゃんの話に出てきた『いのちとり様』の事は不明なままでしたが、厄を祓い福を招く神を封印していたものではないか？とし、小部屋は危険な物ではないと伝えました。

安心して工事を再開させた先輩一族でしたが、墓石が逆さに埋められたものが家の下から出て来た事でより事態は深刻化してしまったのでした…。

おばあちゃんから聞けた『いのちとり様』のお話

義理の祖母から『いのちとり様を起こすなよ』と言われ、尋ねると家が栄えているのは祖母の父親が連れてきた〝ある祈祷師〟のお陰だと言われます。事業の失敗や流行り病など不幸が続き危惧した父親が知り合いの紹介で祈祷師を招きました。

『先祖の因縁が原因』で因縁を祓い、福を招く神を口寄せすると祈祷師は話したそうです。その福を招く神が『いのちとり様』かは不明。

  おわりに

2巻から続いていたストーリーが一番怖くてとても読みごたえがあり、好きなお話なので3巻のメインストーリーではなくこのお話のあらすじを紹介しました。

人間相手だった善悪の屑シリーズでは体験できなかった都市伝説の『怖さ』をより味わえるストーリーとなっています。 

理由はわからないけれどただそこに幽霊がいるよりも、理由や原因、様々な風習などによって起きている事だと明らかになった方が、なぜか物凄く怖く感じます。

このストーリーは先輩一族に祈祷師が厄祓いを装いながら、墓石を逆さに埋めるというそれだけでも恐ろしく見える『呪い』をかけていました。

実際にもし墓石が家の下から出て来たらと想像すると、恐怖どこの次元じゃないですよね(笑)私だったら倒れるかもしれません。そしてネットで調べまくり、お寺でお祓いをまずして貰うと思います。でもそんなけじゃこのインパクト大の呪いには太刀打ちできないような気が…。更に夢にまで登場(笑)逃げ場ゼロです。怖くて寝れなくなって、リアルに生命の危機迎えます。

ダッシュばばぁや首無しライダーなど、ややほんと？となる都市伝説に比べ、自宅下に呪うための〝何か〟が埋められいるはわりと実際にありそうなのも読んでいて怖かったポイントの１つです。

ちなみにですが、３巻のメインストーリーは信仰。こちらもなかなか濃い内容となっていて心霊現象や呪いとはまた違った「人間の怖さ」が描かれていますよ📖

三回連続で近野智夏の腐じょうな日常を紹介しましたが、今回の3巻が現在(2024年3月27日)の最新刊ですので、一旦おしまいになりまた新刊が発売されましたら、ご紹介できればと思っております。

本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨