この記事は
新米獣医の奮闘が描かれたハートウォーミングストーリー!
あやせ理子さん
【~動物病院わんにゃん事件簿~ハートのしっぽ】(全75巻完結)
のあらすじ・漫画紹介/感想です📖🙋✨
はじめに
この漫画は週刊女性で長期連載され、沢山のファンに惜しまれながら全75巻にて完結しました。
全75巻の内、紙のコミックとして発行されたのは最初の2巻のみで、3巻以降は現在色々な電子書籍にて読むことができます📖✨
私はピッコマアプリとLINE漫画で読んでいたのですが、ほぼ最後のお話辺りまで無料で読むことができました🐕️(広告動画等ありです)
週刊女性を読んだ事のある方でしたら、一度は目にしたことのある漫画ではないでしょうか?😊
登場人物
里見 智
東京の獣医大を卒業後、山梨県にある祖父の動物病院『里見動物病院』改め『里見動物クリニック』で働き始めた主人公。
初日から動物虐待事件が多発し、1人ヤキモキする智。そんな智に先輩獣医の柴先生と看護師の甲斐さんは『一番大事な事が見えていない事』を教えます。
その後も大学では教えてくれない、沢山の大切な事を時には動物達や、飼い主さん達からも教えて貰いながら少しずつ獣医さんとして成長していく。
性格は明るくちょっぴりお節介。
動物の話に弱く涙もろい。
動物が関わる不思議な事件では持ち前のバイタリティと勘が働き解決に繋がる事がある🐕️
柴 謙
里見動物クリニックの獣医さん。手術は全て柴先生がやっている。
普段は不愛想のカタブツに見えるが、動物の前だと優しい顔になりデレデレする。
大きな動物病院からもオファーがあるほど、手術の腕がいい。本人はそんなことはどうでもよく、動物たちが元気になることだけを考えて日々過ごしている。
子供の頃から誰にも愛想を振りまかず、自分勝手に好きな事だけをやってきたにもかかわらず、皆から信頼されている。
実家は病院をやっており、両親は柴先生に本当は継いでほしかった。
イケメンで人当りも良く、世渡り上手で家族思いの弟『歩』がいる。
甲斐 憲子
里見動物クリニックの受付と看護師さん。
動物関係のボランティア活動にも熱心な動物が大好きな女性。
時には厳しい事も言うけれど、明るくてしっかり者で仕事もできる。トリマーの勉強もしている。
恋が実ると噂の猫ちゃんのご利益のおかげ?
同じ猫好きの猫カフェ店主とトントン拍子に結婚が決まり、クリニックを寿退社。
夫婦で猫カフェを営むことになった。
秋田 絹子
甲斐さんの後任で働くことになった新人スタッフさん。
大人しいファッションが好みで実はめちゃくちゃ美人!
不幸続きの家庭で育ち、『ツキのない人生』を送ってきた。
ある日家の前に捨てられていた黒猫の赤ちゃんを、里見クリニックに連れてきた時に智の笑顔を見て、ここなら大丈夫かもしれないとその場で働きたいと申し出た。
その後拾った黒猫に『桃太郎』と名付けて飼うことになり、桃太郎のおかげで家族に光が射した。
クリニックのわんにゃん達
レイ🦮
おじいちゃんの愛犬のラブラドールレトリバー。
とっても美人で、やさしくて頭の良いわんこ。
スタッフからは人格者と言われる。
毎日おじいちゃんと一緒に散歩や往診に行っていた。
最期の力を振り絞り山奥の不法投棄場所から動けなくなった智と孝ちゃんを助けに行ったその夜、皆に看取られながら静かに亡くなった。
あやめ🦮
沢山の捨て犬達を保護していたおばあちゃんの家に居た、元捨て犬のトイプードル。
初めて出会った時に智に懐いて離れなかったため引き取ることに。
おてんばでやりたい放題だったけれど、やる時はやるお利口なわんこ。
テイ🦮
レイちゃんの子供の子供のラブラドールレトリバー。
レイちゃんが亡くなり、不思議な縁でテイちゃんをクリニックにお迎えできることになった。
孝ちゃん(コウ)🐈️
レイちゃんが智を助けに行った時に、一緒に助け出された子猫。
里親を探していたがあやめによく懐き離れず、あやめもお母さんとしてお世話をしてくれていたため一緒に暮らすことになった。
外では色々な名前で呼ばれ色々な人たちに可愛がられている。
あらすじ
主人公の里見智は獣医大卒業後、山梨県の祖父の動物病院『里見動物病院』で働くことになりました。(のちに里見動物クリニック)
祖母が亡くなり、祖父の愛犬レイと祖父だけの古い動物病院を盛り上げようと張り切っていましたが…。
そこには凄腕で無愛想な柴先生、仕事の出来る看護師甲斐さんが先輩スタッフとして働いており、設備も新しくなっていたのでした。
はじめの頃は目の前の事にいっぱいいっぱいで、飼い主さんや動物達の大切なこと、絆やそれぞれの事情に気付けず空回りすることもありましたが、地元人達と仲良くなったり、柴先生や甲斐さんに色々教わりながら少しずつ成長していきます。
時にはびっくりするような事件から、動物達のおかげで家族が1つになれたお話など智の周りはいつも賑やかな事ばかりです。
そんな智の日々の奮闘と動物たちが教えてくれる絆や愛が沢山詰まった物語です。
さいごに
この漫画では、暖かい家族の絆のお話から、捨てられてしまった動物達や飼育放棄などの、現実でも問題になっているお話など様々なエピソードが描かれています。
動物を家族として迎えたことのある方でしたら、涙無しでは読めないお話ばかりです。
中でも私は智先生のおじいちゃんの愛犬レイちゃんのお話が大好きで何度も読んでしまいます。
レイちゃんはとってもしっかり者で、智先生にとっては亡くなったおばぁちゃん、お母さんのような存在で、おじいちゃんにとっても大切な家族でした。
第一話から登場するレイちゃんは皆に愛されています。
そんなレイちゃんも高齢になり足腰が弱り目も見えにくい中、山奥で助けを待つ智先生の所へ一人で向かう場面は何度読んでも涙が止まりません。
きっとレイちゃんにとっても智ちゃんは自分の子供のように思っていて、守ってあげたい家族の一人だったと思います。
最期、レイちゃんは家族だけではなくレイちゃんを大好きだった柴先生や甲斐さんにも看送られます。
沢山愛されたレイちゃんはきっと天国の前の虹の橋で、主人が来るのを待ち一緒に虹の橋を渡ることでしょう🌈