園田の歌公式スピンオフ!
原作📖渡邊ダイスケさん
作画📖大羽隆廣さん
【近野智夏の
腐じょうな日常1巻】
あらすじ・漫画紹介/感想です📖🙋
はじめに
善悪の屑シリーズ第二部・外道の歌のスピンオフ『園田の歌』。
カモとトラに追われる6年前、大学生の時に園田くんと今作主人公近野ちゃんは出会います。
二人に共通するのは〝殺人鬼〟であること━━━。園田の歌では凸凹コンビでありながらも、殺人の腕は一流だった2人。なんやかんや仲良く殺人をしていました。
作画を担当していらっしゃる大羽先生は、超高層ビルの屋上から始まるデスサバイバルゲームを描いた漫画『天空侵略』の作者さんです。
渡邊先生と大羽先生のタッグで描かれる病み系BL大好き腐女子の近野ちゃんは、殺人鬼でありながらもちょっとおっちょこちょいなところがかわいい女の子。
呪い(呪詛)などの謎解きが好きな方にもおすすめな作品となっています。
気になるジャンルは?
- 殺人鬼
- サスペンス・ホラー
- 謎解きミステリー
- 呪い・呪詛・怪奇現象
- オカルト
- 腐女子(ちょこっとBL描写あり)
- 毒
- 青年漫画
登場人物
近野 智夏(こんの ちか)
園田くんとお別れ後、メイド喫茶で働きはじめたダークヒロイン。今作の主人公。
BL大好き生粋の腐女子で、自らも身近な人同士のBLイラストを描いたりして楽しんでいる。
自分や自分の大切な人を傷つける人間に対しては殺害も厭わないが無差別殺人鬼ではない。
オッドアイを隠すため普段は眼帯をつけている。
初めての殺人は11歳。毒系の知識が豊富で、殺人用の調合なども行う。
久世 十司郎(くぜ じゅうしろう)
妖艶なオカルト研究家。
近野ちゃんとメイド喫茶で出会い、勝手に『聖母神地上代行者』『薬災不浄母神』だと崇拝している。
依頼者から呪いや不思議な出来事の相談を受け、調査し解決口を探す。
専門は〝調べること〟。
霊的力場に反応し変色する、古代の金属『ヒヒイロガネ』を身につけている。
第1巻あらすじ
【第1話前編】~【第6話】まで掲載されています。
メイド喫茶で働きはじめた近野ちゃんは、人生初の親友ができました。
同じメイド喫茶で働く同じくBL好き腐女子の木戸汐音(きどしおん)ちゃんです。
ある日二人が勤めるメイド喫茶に一際目をひく妖艶な男性のお客さんが来店しました。その男性は近野ちゃんに貴方は『聖母神様』『薬災不浄母神』の生まれ変わりで会えて嬉しいと言います。
自身もBLの世界を楽しみ、世の中の色々な世界観を持っている人達の〝世界〟を否定せず尊重してきた近野ちゃんは、この謎の男性の〝世界〟にも合わせることにしました
男性は『オカルト研究家』の久世十司郎といい、近野ちゃんの秘密である〝人の生命活動を停止(殺人)〟してきた事を見抜きます。
「ちいたんわからな~い」と誤魔化してみたものの、園田くん以外でバレたのは初めてで放ってはおけず話を聞くことに…。
久世さんのお目当ては親友の汐音ちゃんで、とある〝呪い〟の依頼で調査をしていた所、汐音ちゃんが呪いの対象になっていることが判明したので会いに来たと言われました。
呪いや幽霊など大好きな近野ちゃんですが、大切な親友の名前の後に呪いという言葉をつけられ穏やかではいられず
「あなたたちを殺してしまうかもしれません」
と返します。
その圧倒的無慈悲な姿に歓喜する久世さんからお詫びと最大の敬意を示され、研究所に招かれた近野ちゃん。
オカルト研究所に着き呪いの経緯を聞いていた時、近野ちゃんのスマホに仕事中汐音ちゃんが急に倒れたと連絡が入ります。
急ぎ汐音ちゃんが運ばれた病院へと向かった近野ちゃんでしたが、そこには顔中火傷をしたようにただれ、変わり果てた汐音ちゃんの姿がありました。
お医者さんでは原因もわからず、恐怖で泣き崩れる汐音ちゃん。
相手が呪いだろうが
宇宙人だろうが
「私の大事な親友を傷つける人は絶対に許しません」
『汐音ちゃん呪い』の経緯
一年三ヶ月前、半年も続く原因不明の奇病で悩む娘を連れた母親が有名な住職に相談しました。
その住職は何者かに『呪詛』をかけられているといい、いつも寝ている部屋に小さな日本人形を置くように渡します。
3日後寝室に置いていた日本人形の顔は割れ、夥しい髪の毛が飛び出していました。
怖くなり母子が慌てて住職のところに行くと、住職は井戸に身を投げ無惨な姿で亡くなっており、その2日後別人のように痩せこけ娘も亡くなります。
悲しみにくれた母親は、『本当に娘は呪いで亡くなったのか?』『誰が呪いをかけたのか?』を知るためオカルト研究家の久世さんに依頼しました。
- 人形の中に入っていた髪の毛は三年前変死した男性の物だった。
- 呪詛による遠隔殺人。
- 呪いによって殺された人の強い恨みのエネルギーを利用して次の人間を呪う太古から用いられる呪殺法『呪怨輪廻』。
おわりに
善悪の屑シリーズを読んできた方ならば、連載開始で間違いなく歓喜したのでないでしょうか!
近野ちゃん帰ってきましたね😆
まさか近野ちゃんにスポットが当たるとは…。しかも原作渡邊先生!面白い確定です📖
私は善悪の屑シリーズ多分全部読んできて(はず)、全シリーズ通して断トツ推しは近野ちゃんでしたのでめちゃくちゃテンションあがりました😍
善悪の屑シリーズは復讐が主なテーマでダークな上にグロ&過激なシーンも多かったので、園田の歌の近野ちゃんには同じ殺人鬼でも癒されていました。
『自分と自分の大切な人を守るためならためらいなく人を殺める』近野ちゃんは、他の登場人物にはない魅力が詰まったちょっと(だいぶ?)闇落ちのかわいい女の子。
今回は殺人よりも〝オカルト、呪い、心霊、怪奇現象〟などのミステリーやホラーを楽しむ作品になっていて、今までのシリーズには無かった新たな一面を堪能できますよ。
個人的には今までのシリーズを読んでいる方は勿論、今の所(既刊3巻)前作の主人公園田くんは最初のBLでしか出てきませんし、ちょろーと関係のある人が出てくる位なので、シリーズを全く読んでない方でも楽しめる作品だと思います。
『善悪の屑・外道の歌』はお話が外道の歌で完結しているので、2つセットで読むのがオススメ。『朝食会』は外道の歌まで読んでいると、より楽しめますが単体でもストーリーは問題なく読めます📖✨
そしてこの『近野智夏の腐じょうな日常』の近野ちゃんが活躍する『園田の歌』は善悪の屑より過去の物語です。
園田の歌を読んでからだと、近野ちゃんの性格や今までに何があったのか、殺しのテクニックに、初めて人を殺めた時の話などが描かれているので近野ちゃんをより知ることができます。
現在3巻まで発売されている今作ですが、オカルトと腐女子近野ちゃんの化学反応が織り成す不可思議な世界はやみつき間違い無しですよ📖😊
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇
続き(2巻)のお話はこちらです↓✨
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp