渡邊ダイスケさん
【善悪の屑(全5巻完結)】
あらすじ・漫画紹介・感想です📖🙋
はじめに
『善悪の屑』『外道の歌』『園田の歌』『朝食会』『近野智夏の腐じょうな日常』。
全ての物語はここから始まります。
〝カモ〟〝トラ〟の『復讐屋』の仕事を描いたこの作品は、残酷な描写も話題になりました。
善悪の屑は5巻で完結しますが、ストーリーは途中で終わっており、次作『外道の歌(15巻最終巻)』にて、カモとトラのお話は完結しています。
どうして2人は依頼者の無念を晴らす〝復讐屋〟をやることになったのか。
被害者や遺族の心の安らぎは戻る日が来るのでしょうか━━━━━。
(凶悪犯による事件や犯罪シーン、カモとトラの復讐屋の復讐シーンは、かなり残酷でバイオレンスです😱苦手な方はご注意くださいませ🙇)
現在連載中のスピンアウト〝朝食会〟の2人も登場、複雑に絡んでいます。
近野ちゃんはほんのちょこっと登場です!
気になるジャンルは
- 事件・犯罪・犯罪者
- 復讐・復讐代行
- 被害者・遺族
- ややグロ・残酷・バイオレンス(暴行や暴力)
- 完結漫画
- 闇社会・社会道徳
- 殺人鬼・快楽殺人
などなどです📖
登場人物紹介
カモ【鴨ノ目 武(かものめ たけし)】
『カモメ古書店』を営みながら、『復讐屋』を名乗り数々の依頼をこなしてきた。
凶悪犯には無慈悲かつ容赦なく仕事を行う。
『復讐屋』を始めたきっかけは、愛する妻と娘を惨殺されたこと。
根は人情派の優しい人。
トラ【島田 虎信(しまた とらのぶ)】
カモ曰く〝ただの居候〟。
被害者や遺族への感情移入が激しく、やり過ぎたり1人暴走してしまうところがたまにキズ。
元々はアングラファイター(アングラ)なので、格闘技の実力はあり。
大会で怪我をして入院し、お見舞いにきた母親が帰り道ひったくりに殺されてしまい、巡り巡ってカモのもとへ。
開成 菜々子(かいせい ななこ)
〝練馬区の殺人鬼〟に両親と従兄弟を殺害された。
従兄弟は自分に会いにきたせいで殺されたと、ずっと後悔している。
極度の恐怖と殺意により感情が麻痺し、行動は大胆になり喜怒哀楽が無い。
いつもゲームばかりしている。
なんだかんだで、カモとトラの所に居候中。
善悪の屑あらすじ
古書店『カモメ書店』。
もし誰かに聞いて辿り着くことができたなら
ほしい本を見つけ
「これください」
と店員さんに言ってみてください。
「いくら出せるの?」
と聞かれます。
「お給料の3ヶ月分」「年金の3ヶ月分」「お小遣いの3ヶ月分」
必ず〝収入の3ヶ月分〟と答えましょう。
もしかしたら、カモとトラがあなたや被害者の『無念』を晴らしてくれるかもしれません━━━━。
『この本おいくらですか?』
『いくら出せるの?』
『……お給料の3ヶ月分で』
カモメ書店を営みながら〝復讐屋〟を名乗るカモとトラ。
本日もまたある人に導かれ1人の女性が訪ねてきました。
7年前、まだ1歳だった息子を目の前で殺され、自身はお腹を刺され、そのままレイプされた被害者であり遺族でもある女性です。
犯人は未成年ということもあり、逮捕されたものの大した罪にはなりませんでした。
幼い息子は殺されたのに早々と自由になり、のうのうと生きる犯人が許せず、カモのもとを訪ねたと言います。
あまりにも酷い事件内容に怒りが抑えられないトラは、感情移入しすぎて暴走気味です。
それでは『ただの殺し屋』で、俺たちは『復讐屋』だろうとカモに止められます。
犯人を拉致し、作業所へと運んだ2人。
犯人、ようやくのお目覚めです。
カモにより精子工場を閉鎖され、トラが目を背けてしまうほどのやり方で復讐を進めるカモ。
車から見ていた女性が犯人と直接話をし、反省している犯人を女性は〝もう復讐は終わりでよい〟と、しましたが
〝無抵抗の赤ん坊を殺したクズを生かして帰すわけがない〟
とカモに殺されてしまいました。
悲しみや無念をかかえた人たちがやってくるカモメ書店。
世間では〝練馬区の殺人鬼〟が話題です。
3名が殺害され、犯人のものと思われる遺留品が数多く残されていましたが、犯人逮捕には繋がっていません。
この事件のたった1人の生存者『開成菜々子』が、カモメ書店をたずねてきました。
彼女は1人だけ2階にいて、異変に気づき隠れていたため生き残る事ができたと話します。
人とのコミュニケーションをとるのが苦手な菜々子を気遣い、家に度々会いに来てくれていた従姉妹がかわりに殺された…。
〝自分が囮になり犯人をおびき寄せる〟と、予め自分で撒いておいた嘘の情報を使い出掛けていきました。
はたして犯人は作戦通りに菜々子を殺しにやってくるのでしょうか━━━━━。
おわりに
現在連載中のスピンアウト『朝食会』『近野智夏の腐じょうな日常』の始まりでもある『善悪の屑』と『外道の歌』。
『外道の歌』は窪塚洋介さん・亀梨和也さんのW主演で実写ドラマが今冬に放送予定となりました📺️
外道の歌もそりゃもう残酷な犯罪から壮絶な復讐まで、これでもか!!と描かれているので、絶対面白いはずの実写を観てみたい気持ちと、血ぃがブシャーーー耐えれるか?の脳内問答が続いております(笑)
私は怨み屋本舗を知ってから、怨みを晴らしたり復讐したりする組織の漫画が大好きになり昔からよく読んでいるのですが、このシリーズは約頭1つ分壮絶です(笑)
怨み屋姉様が『あれ?ちょっと優しいんじゃ』と時折思えてくる位で、スモーキング・サベージの凡野兄弟でも見た目キュートな分『あれ?ちょっとかわいいんじゃ?』と思えます(笑)
カモさん見た目キュートじゃないので(笑)
と言いつつも一度読んだら、グロ耐性ある方は間違いなく続きが気になり一気読みしたくなる作品です📖
皆さんは、もしも〝大切な誰か〟に考えられない程の酷い事をされたら、そして殺されてしまったら…。
加害者を許すことは出来ますか?
私はその時になってみなくてもわかる事があります。
それは『一生許すことはできない』です。
実際に復讐組織があったとしたら、たとえとんでもない高額だとしても、どんな手を使ってでもお金を工面し頼んでしまう…カモしれません。
世の中には世間が思うよりも軽い刑ですんでしまっった事件も沢山あります。
せめて…せめて…漫画の中だけでも━━━。
という気持ちが、復讐漫画を欲しています。
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨