初の本格原画集『STRIP』にて全ページ解禁!
安野モヨコさん
【さくらん第二章
(未単行本化・全三話)】
あらすじ・漫画紹介/感想です📖🙋
はじめに
さくらんの単行本は現在一巻しか出ておらず、単行本化に際して安野モヨコ先生が考証含めた細部に渡る手直しをしたいとご希望され〝未収録になった第二部全三話〟が原画集STRIPにて解禁になりました。またいつか続きを書く時まで、手直しをせずこのままにしておきたいと未修整での掲載です📖
安野先生初の本格原画集『STRIP!』のご紹介
さくらんの単行本のダイジェストに続き、さくらん第二部から始まるSTRIP!では安野先生の漫画への想いと、描くことへの想いが文字からも作品からもエネルギー砲のように伝わってきます。
今までの安野先生の作品全てがぎゅーっと詰まっていて、まるでどこかで開かれた個展に行ったかのように大満足できました📖全てのページがめっちゃくちゃ綺麗!これぞ画集!お値段以上とはまさにこのこと! 語彙力がなくすみません💦
さくらん第二部あらすじ
第14話〜第16話で第二部は完結です。
___惚れた惣次郎は笑う鬼だった。
おわりに
第二部は第一部に比べると話数は少ないですが、時代は違えど人は人。日暮(きよ葉)だけでなく、登場人物達の台詞が心に残るシーンが多かったです。
苦しい中、様々な形で心をなんとか保つ遊女達姿は、とても現実的でした。
第二部では日暮から見たそれぞれの生き方が描ていて、読んでいる私から見た〝人〟との見え方の違いや捉え方の違いが新鮮で面白かったです。
毎年新しい花が咲き散る〝桜と人〟は同じものでともあるとしたご隠居の話は一番廓では残酷な表現でありながらも、儚い美しさも伝わってきました。
花が咲いてる時期は短くて儚いけれど、唯一無二の美しい花を一年に一度どの花よりも盛大に咲かせる
。
第二部もまたさくらんコミック(第一部)と同じようにとても綺麗に終幕しているので、これで物語は終わりとなっても大満足なのですが…。
ご隠居さんと過ごした日暮さんがこの後どのように花魁をつとめあげるのか、そして見世を去る時どんな顔をしているのか見てみたいなぁ。と物語の続きが気になってしまったり…。
2003年がさくらんコミックの発売年で、20年以上たった今も〝そのいつの日か〟を楽しみにしています。
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨