この記事は
第三回[このミステリーがすごい!]大賞の大賞受賞作、深町秋生さんの推理小説[果てしなき渇き]が原作の
一冊で完結する
ミステリーサスペンス漫画
漫画 安宅十也さん
果てなしなき渇き
の漫画紹介/感想です📖🙋
(小説と漫画は所々違うストーリーがあるそうなのですが、小説は読んでおらず比較は出来ておりません。漫画のご紹介メインになります。宜しくお願い致します🙇)
失踪した娘、加奈子の行方を追う元刑事の父親藤島。
調べていくうちに浮かびあがる自分が知らなかった加奈子の裏側。
そしてもう1人、加奈子に魅了され深い闇に堕ちていくセオカくん。
加奈子を追う二人の結末
そして
加奈子の行方は…。
感想まとめ📖🙋
原作の小説果てしなき渇き大ベストセラーということもあり、1巻完結とは思えない濃い内容の一冊となっています。
私はあまり深く(考察など)考えずに漫画を読むので、過去と現在が交錯ながら進んでいくお話に途中まで全然気付きませんでした。
あれ?と思った頃にはずっと居たはずの加奈子ちゃんは居なくなっていたのです。
最後の数ページの「少女の渇き」をよんでからラストを見直すと
父親が死にもの狂いで調べていた事も
加奈子に関わった組織の動きも、母親のした事も
全部加奈子がそうなるように誘導したように見えてしまいます。
そして、どん底に突き落とされ撹乱しているセオカくんに屋上で自らの「渇き」の話をした加奈子ちゃん…。
セオカくんにもしかして最悪の事をさせようとしたんじゃ?と考え始めたら、あれもこれも全て怪しく思えてきます。
原作とも映画とも異なる瞠目のバッドエンドは加奈子にとってはただのエンドなのかもしれません。
加奈子は本当に「渇き」を潤したかっただけなのでしょうか。
それとも…。
主演 役所広司さん、小松菜奈さん
監督が中島哲也さんで
2014年に映画化もされ
映画のキャッチコピーは
「愛する娘は、バケモノでした。」
予告編を初めて見た時、とんでもない映画だなとかなりの衝撃でした。
気になりすぎて映画館へ見に行ったのを今でも覚えています。
小松菜奈さんの演技が素晴らしく 、彼女の出ているシーンはとても見ごたえのある映画となっています。