全2巻完結のおすすめ
ラブサスペンス漫画
原作小説・八月 美咲さん
漫画・高良 百さん
【私の夫は冷凍庫に
眠っている(全2巻完結)】
のあらすじまとめ・漫画紹介/感想です🙋📖
はじめに
原作の小説とこの漫画では多少お話に違いがあります。この記事では漫画のストーリーのみのご紹介です。ドラマ化もされた話題作!!主役の夏菜を本仮屋ユイカさん、亮を白州迅さん、お隣のミステリー作家の孔雀を斉藤由貴さんが演じていらっしゃり、ドラマの公式ページでは本仮屋ユイカさんが漫画の表紙をそっくりに再現されていますよ😊
気になるジャンルは?
- コミカライズ
- ラブサスペンス
- ホラーミステリー
- 夫婦
登場人物
夏菜(なな)
夫の亮とは出会って5年、結婚して4年。結婚後に始まった亮からの暴力に耐えてきた。
亮(りょう)
機嫌が悪い日はささいな事で夏菜を殴っていたDV夫。
女性が振り返る程のイケメン。同じメーカーのコンビーフの鍵などを集めている。
激しく感情を爆発させた後は、妙に優しい。出会い系アプリを利用していたりと浮気もグレー。
あらすじ
主人公夏菜(なな)は結婚以来、夫の亮から暴力を振るわれるようになりました。
出会って五年、結婚して四年。
次第に酷くなる亮の暴力に、いつからか亮を殺したいと思い始める夏菜。
憎しみが愛に勝ってしまったある夏の日。
夏菜はついに亮を殺害します。
その日町は盆踊り大会で、人通りも多く庭に埋める事が出来ないと考えた夏菜は、物置で祖父が使っていた大きな冷凍庫の事を思い出し、その中に隠す事にしました。
これで自由だ!
私は自由になったのだ!
翌朝、夏菜が上機嫌で朝ご飯の支度をしていると
「ただいま~。夏菜、朝ごはん何?」
と後ろから言われ、振り向くとそこには
殺したはずの亮が立っていました。
〝殺した夫が帰って来た。〟
咄嗟に「…生き返った?」と呟く夏菜。
亮は何事も無かったかのように、朝ごはんを食べはじめます。
朝ごはん中、夏菜の頭の中はフル回転。
亮は死んでいなかったのか?
絶対に殺したはずだ。
冷凍庫に入っているはずだ。
昨日間違えて赤の他人を殺してしまったのか?
━━━━━━━この男は何者なのか?
そこで夏菜は亮に2人しか知らない事を何個か質問してみましたが、全部言い当てられてしまいます。
紛れもない亮本人と確定。
何故亮は死なないのか?
亮の目を盗み、倉庫の冷凍庫を確認しにいくと亮の死体はちゃんと入っています。
ますますわからなくなってしまう夏菜。
〝もう一度殺すしかない〟
思う存分復讐したい。
そうだ。
この亮に━━━━━━。
📖ポイント!📖
- 亮の殺害は夏菜の思い違いや、夢ではなく現在に起きた事でした。
- 亮が妙に優しい時は、いつも激しい感情を爆発させたあと。
- 夏菜は後日、物置の冷凍庫の中に亮の遺体が入っている事を確認。
- いつまでもそのままにはしておけない冷凍庫の中の亮の処理方法。
- 夏菜が偶然スーパーで再会した、婚カツパーティーで会った蒲田。
- 隣に住むミステリー作家のクジャクさんは何かに気付いている…?
- 殺害後、亮のスマホから無くなった出会い系アプリのやり取り、浮気の写真
- 殺害後、暴力をふるうことが無くなり優しくなった亮
おわりに
2巻で完結とは思えない位、どの場面も目が離せない漫画でした😲
主人公の夏菜と共に、漫画を読んでいる私たちもまた目の前にいる不気味で何者かわからない、死んだはずの亮の謎を追うのです。
私は前情報無しで読みはじめたので、亮の登場シーンの衝撃ったら!
夏菜と同じリアクションでした(笑)
この作品の真骨頂は、朝ご帰宅の亮ではなく、冷凍庫の亮の処理方法を思いつき、実際にやる気満々で実行する夏菜の行いが日常的にDVしてきた糞夫亮を軽く越えていくことです。
読み進めていけばいくほど、亮のヤバさもより濃く描かれていき〝殺したはずなのに自由になれなかった妻〟と〝殺されたはずのDV夫〟の心理戦が勃発。
この心理戦がおぞましさMAX。読みごたえめちゃくちゃあります。
ラスト謎は解決しているように書かれているのですが、最後まで読んでも目に見えている事が真実なのか…それとも最初から全て違っているのか…。
考えれば考えるほどにどんどん深みにはまってしまい、結局どこまで本当なのか
何度も読み直しましたが、今だに答えを出せていません😞
自分なりにあーでもない、こーでもないと考察するのもこの漫画の醍醐味だと思います。
原作小説、漫画、ドラマとそれぞれ少しずつストーリーも違うとの事で、違いを見つけるのも面白そうですね✨
漫画版ラストの夏菜は恐怖を通りこして、清々しいです🙋
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇