2024年3月5日発売!
真鍋昌平さん
【九条の大罪第11集】
あらすじ・漫画紹介/感想です🙋✨
はじめに
リアルな法社会、日本の現実が描かれるリーガルコミック『九条の大罪』。
どの時代も弱い者は食い物にされる…。様々な知識や情報を〝何から〟得たのではなく、〝何を得た〟のかが大事だと教えてくれる作品です。
物語は九条先生と共にやってきたイソ弁の烏丸先生の心配通り、壬生の描いた筋書きで逮捕されてしまった九条先生。
壬生↔️九条↔️京極の今後とは━━━?
第11集あらすじ
第89審【暴力の連鎖⑯】~第96審【生命の値段⑤】まで掲載されています。
壬生が唯一証言できる犬飼を殺しているため、壬生の供述だけになり『不起訴』になった九条先生。
釈放され、向かった先に待っていたのは壬生でした。
〝なぜ自分を売ったのか?〟と問う九条先生に〝九条先生を守るため〟と答えます。
いつか出所する京極、伏見組、そして今回の事で壬生に不信感を持った壬生の部下たち…。九条先生は全方位から追い込まれる壬生を心配しますが『勝つ戦いをするだけ』と返ってきました。
時はすぎ、テレビやネットでは名門白栖総合病院の不正受給の謝罪会見ニュースが炎上し、話題になっています。
炎上すればするほど儲かるヤメ検の相楽弁護士は、炎上が長引くように白栖医院長をうまく転がし請求額は10億円にもまりました。
現在の日本医療に疑問を抱き、寝たきり老人を増やす過剰医療の現状は異常であるとする白栖長男。
理想では飯は食えないと、病人をつくり病床を埋めるのが病院経営のセオリーだとする白栖弟。
不正受給で炎上したのにもかかわらず、今度は未成年淫行で大炎上中の白栖父。(医院長)
暴かれる病院経営の闇とは━━━━。
おわりに
第9集から始まった【暴力の連鎖】も終幕し、病院のスキャンダルから始まる新章突入!
思えば愛犬おもちちゃんを京極のせいで失なった時から、京極をなんとか潰す手は無いかとずっとチャンスを伺っていた壬生くん。
ようやくおもちちゃんの敵討ちができました。
壬生くんが指示をしたわけではないですが、壬生くんの部下の犬飼に1人息子を殺された京極はちょっとだけ気の毒です。昔ながらのブイブイ暴力支配系の京極くんは、今まで何人も人を殺めているでしょうから、そのツケがまわってきたのかも知れませんね。
そしてついにやってきてしまいました。
病院や日本医療の闇物語。
テレビでのさまざまな謝罪会見の仕組みなどもわかりやすく載っています。
会見中横に座っている弁護士さんの知られざる実態など、わかりやすく九条先生が説明してくれていたのでこれからもし、テレビで謝罪会見を見ることがあったらめちゃくちゃ色眼鏡で見てしまいそうです(笑)
真鍋先生はジャーナリスト漫画家先生だと勝手に思っているのですが、ここまで切り込んで大丈夫なのかしらとたまに心配になります(笑)
様々な職業の知識や社会の事、知っているといつか助けになるかもしれない事を漫画でも学べる今の時代。
『漫画〝なんか〟読んで━━━。
漫画ばっかり読んで━━━。 』
はもう古く、時代錯誤。
自分が一番わかりやすい方法で知ることの大切さを、教えてくれる漫画です。
お金の使い方とウシジマくんと九条の大罪は義務教育で学びたかったなぁ…。
本日もお立ち寄りありがとうございました🙇✨