この記事は連載中の漫画
浅見理都さん
【クジャクのダンス、
誰が見た?(既刊3巻)】
のあらすじまとめ・漫画紹介/感想です📖🙋
はじめに
現在(2023年10月9日)講談社の女性漫画誌『Kiss』にて連載中の漫画です。
作者の浅見先生は、実写ドラマ、映画化もされたリーガルエンターテイメント漫画『イチケイのカラス(全4巻完結』の作者さんでもあります📖
この『クジャクのダンス、誰が見た?』は、主人公の女の子小麦へ父親が遺した手紙から始まるクライム・サスペンス漫画です!
読めば読むほどわからなくなる…。
先の見えないサスペンスが好きな方にとてもオススメの漫画です📖✨
登場人物
山下 小麦
主人公の女の子。小さい頃に母親を亡くし、父親春生と2人で仲良く暮らしていた。春生が昔関わっていた事件の犯人の子供『遠藤友哉』に春生を殺され、更に自宅を燃やされてしまった。
山下 春生
小麦の父親。
元警察官(定年退職後交番勤務)。
東賀山事件の捜査をしていた。
『遠藤友哉』に逆恨みされており、クリスマスイブに自宅で殺害後放火されてしまった。
志賀廣太郎さんに似ている、笑顔の優しいお父さん。
遠藤 友哉
父親は東賀山事件の『遠藤力郎死刑囚』。
父親の事件に関わっていた春生の事を恨んでいた?
春生の事件発生時の防犯カメラの映像が決め手となり逮捕された。
松風 義輝
弁護士先生。
春生が小麦に遺した手紙で、自分を殺した犯人の弁護を頼んで欲しいと名指しされた先生。
春生との面識は無い。何故名指しされたか謎。
赤沢さん
刑事さん。
春生と共に東賀山事件を捜査していた。
春生が亡くなってからは、家族皆で小麦をサポートしてくれている。
あらすじまとめ『クジャクのダンス、誰が見た?』はこんなお話です。
クリスマスイブの日。
小麦は父親の春生と小さい頃からの馴染みの屋台ラーメンを食べ別れました。
その足で1人映画を観に行った帰り道、春生に連絡をしても返事は無く、仕方なく1人で帰る事に…。
家につくと、家は火事になっていて焼け跡から春生の遺体が発見されました。
警察の調べで春生は殺害後に放火されていた事がわかり、防犯カメラの映像から『遠藤友哉』が放火の容疑で逮捕され、世間では『元警察官殺人放火事件』として大きく取り上げられます。
遠藤友哉は一家6人が殺害された『東賀山事件』で死刑判決を受けた、遠藤力郎のひとり息子だとニュースで見た小麦はスマホで調べはじめます。
はじめて知る春生が担当していた東賀山事件は、猟奇的でとても恐ろしい事件でした。
翌朝、春生との思い出の屋台ラーメンを食べに行く事に…。
ニュースを見て心配していた店主は春生から預かったという『封筒』を小麦に渡します。
その中には現金300万円と手紙が入っていました。
~手紙の内容~
- 昔の小麦と春生の思い出話。
- 自分が誰かに殺されるかもしれないこと。
- 手紙に書いてある名前の人達が逮捕起訴された場合『冤罪』であること
- 遠藤友哉の名前もあり。
- もし、名前を挙げた人達が逮捕起訴された場合『松風義輝』弁護士に依頼してほしいこと。
- 300万円はそのための費用。
- 自分が殺されるのはやむをえない部分があること。
春生からの手紙で逮捕された遠藤友哉が犯人ではないかもしれない事を知った小麦。
色々考えては見るものの、全くわからない事だらけなので春生が指定した松風弁護士の所へ行ってみることに…。
手紙を見せて説明をし、春生と松風弁護士の関係を聞くと
「正直名前も聞いたことないです。」
「本当にその手紙は山下春生さんが書いたものなのか?」
と松風弁護士に返されます。
そして話をしながらある程度状況を把握した松風弁護士に、『意味がわからなさすぎて何か裏があるのでは?』と弁護を引き受けて貰えなかったのでした。
本当に遠藤友哉は冤罪なのか…。
どうして春生は殺されたのか…。
登場人物全員が怪しく思えてくる衝撃のクライム・サスペンス開幕です。
東賀山事件詳細
- 2000年7月7日。東賀山市の住宅街で一家心中があったと通報。
- 被害者の林川さん一家6人は手足を縛られ螺旋階段に首を吊るされていた。
- 逮捕された遠藤力郎は第一発見者。
- 遠藤は林川さんに多額の借金があった。
- 逮捕の決め手は遠藤が犯人しか知らないであろう情報を知っていたから。
おわりに
タイトルのインパクトに惹かれて読みはじめたこの『クジャクのダンス、誰が見た?』。
小麦ちゃんのお父さんが大好きな俳優さんの志賀廣太郎丸さんの面影があって、第1話のタイトル見開きからすぐに引き込まれてしまいました。
『ジャングルの中でおどる
クジャクのダンス、誰が見た』
はヒンドゥー語のことわざです。
この言葉には、沢山の真実が隠されていると思うのですが春生さんの事を思い出しながら、今できる事に必死で向き合おうとしている小麦ちゃんが『クジャクのダンス』を見た『誰か』になれる日が来て欲しいと思いながら読んでいます。
とはいってみたものの…。
考察が苦手なのもあるのですが、誰かが裏で真実を偽っているのか、見える事や人物ほとんどが怪しく見えてしまい事件の真実から遠退くばかりです(笑)
もう真犯人は実は登場していたりするのでしょうか…。
それとも遠藤がやってないフリをしてるだけ?
気になる最新刊(4巻)は2023年12月発売予定です📖🙋
3巻のお話はこちらです📖🙋↓
yoko-enda-manga.hatenadiary.jp